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人気パズルゲーム“2048”は“Threes!”の模倣?誕生秘話を海外紙報じる

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人気パズルゲーム“2048”は“Threes!”の模倣?誕生秘話を海外紙報じる

 “2048”というパズルゲームが、世界中で人気だ。今年3月に、ウェブ上で無料のブラウザゲームとして公開されると、わずか1週間で400万人以上が訪問し、3300万回以上プレイされたという。現在はiPhoneアプリ、Androidアプリとしても無料で公開されている。

【“2048”はどんなゲーム?】
 ゲームのルールは至ってシンプルだ。

 まず、ゲーム画面を開くと、4×4マスの盤面がある。そこに、数字の2が書かれたタイルが2枚乗っている。プレイヤーがカーソル操作やスワイプをすると、これらのタイルは皆、盤面の端まで滑っていく。と同時に、盤面に新たにタイルが1枚出現する。

 タイル同士がぶつかると、2と2が足されて、4と書かれた1枚のタイルになる。4と書かれた2枚のタイルがぶつかると、今度は8と書かれた1枚になる。このように、タイルの数字は、2、4、8、16…と、必ず2の累乗で増大していく。

 そして最終的に2048まで到達することが、このゲームのゴールだ。実際にやってみれば、ルールはすぐに理解できるだろう。

【もう1つの人気ゲーム“Threes!”】
 このゲームには、アイディアのもとになったゲームがあった。2月にiPhoneアプリとして公開された“Threes!”である。こちらは有料アプリで、後日、Androidアプリとしても公開されている。ニュースサイト『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』(以下IBT)によると、App Storeでの公開後まもなく、有料アプリ部門でランキング1位になったという。ゲーム情報サイトでの評価も非常に高かった。

 4×4の盤面は共通だが、こちらは、1と2が書かれたタイルからゲームが始まる。タイルを合体させると3になり、その後は3、6、12…と進行する。“2048”のようなゴールはない。公式サイトの情報によると、3月の時点で、世界でおそらく6人だけが、6144まで到達したという。開発チームは、プレイヤーがいつまでも楽しめて、永遠にプレイできるゲームを制作しようと努力したという。

【短期間にあふれる模倣作品】
 “Threes!”も、世界的に好評を博したが、数週間、あるいは数ヶ月というスパンで、模倣作品の大洪水が起きたせいで、その成功は小さく抑えられただろう、と『IBT』は語る。大量に出回った模倣作品には、無料のものが多かった。“2048”もそのうちの1つに過ぎない。実を言えば、“2048”は、“1024”という、“Threes!”を模倣したゲームの、さらにその模倣だった。

 そして、Google playでは“2048”の模倣作品が(4月の時点で)およそ200個登場している、と『IBT』は伝える。このまま指数関数的に増えていくのか、と記事は語る。

【開発に14ヶ月、コピーは数日】
 “2048”の作者は、19歳のイタリア人だが、このゲームをオープンソースで開発している。“2048”が、“1024”と“Threes!”を下敷きにしたものであることも、公式サイトで明記している。彼自身、このゲームが自分の作品ではないと思っており、だから無料で公開することにしたのだと、『ウォール・ストリート・ジャーナル』に語っている。

 それはそれで結構なことなのだが、“2048”の華々しい成功に、“Threes!”の制作チームは、割り切れない気持ちを抱いているようだ。彼らはインディーズ畑の、プロのゲームクリエイターで、“Threes!”の制作には14ヶ月かかったという。

 彼らは問題提起のために、自分たちがどれほどの試行錯誤を経て、完成にこぎつけたかを公表することを選んだ。開発中のメールや、試作段階の画面を、公式サイトで公開したのだ。

【スティーブ・ジョブズとも共通する、そぎ落としの美学】
 『WIRED』は、“Threes!”を高く評価する記事を掲載した。“Threes!”の、シンプルかつ飽きの来ないゲームシステムを激賞している。その一方で、“2048”は駄作扱いしている。

 記事は、「テトリス以来、最も簡潔に設計されたゲームの一つ」というレビューコメントを引用する。あまりに完成度が高いため、「工夫して作り出すというよりは、(ひらめきで)発見する類いのものに思われる」という。しかし実際には、無数の試行錯誤を経て、現在のようなかたちになったということを、先ほどのメール資料を通して、詳しく伝えている。資料は、ゲーム作りの舞台裏を垣間見せ、「まるでゲーム制作のウィキリークスだ」、と記事は評する。

 制作の過程では、さまざまな要素が案出され、試されては、消えていった。「わたしたちはほとんどの時間を、アイディアを取り除くことに費やした」と制作者の1人は語っている。洗練が最重要だったと、記事は語る。おかげで、カジュアルゲーマーにも、やり込み派にも、等しく楽しめるゲームになっている、という。

【あなたはどっち派?】
 『WIRED』のコメント欄には、

・“Threes!”は確実にクールなゲームだ。それでも、“2048”よりも“Threes!”をプレイしたがる人を実際に見たことがない。
・“2048”は、“Threes!”に比べたら、足元にも及ばない。それなのに、ずいぶんたくさんの人が“2048”のほうが好きらしいというので、驚いている。
・“2048”は“Threes!”よりずいぶん歯ごたえがない。なので自分は“2048”が好きじゃない。けれど、同じ理由で人気があるんだろうな。
・世界で片手ほどの人しか6144に到達していないと知って、プレイして腕を磨くのがすごくわくわくするよ。

などのコメントが寄せられていた。

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(Newsphere編集部)

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