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台湾から甲子園で準優勝…映画「KANO」大ヒット 日本統治を美化との批判も、監督は一蹴

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台湾から甲子園で準優勝…映画「KANO」大ヒット 日本統治を美化との批判も、監督は一蹴

 映画「KANO」が台湾で大ヒットしている。日本統治時代の台湾から全国中等学校野球大会に出場し、準優勝した「嘉義農林学校(嘉農=かのう)」の活躍を描く。球児の奮闘に涙し、映画を絶賛する声が広がる一方、一部に「日本による植民地化を美化している」と批判する声も。球児の躍進物語が、人々の熱い議論を呼んでいる。

【興行収入5億円突破 今年最高を更新中】
 2月27日の公開から2週間。「KANO」の興行収入は3月12日までに1億5000万台湾ドル(約5億円)を突破し、今年公開された映画でトップを独走している。台湾メディアは「熱血野球が旋風起こす」などと報道。Yahoo!台湾版の映画ページにも、レビュー数百件が寄せられ、「泣いた」、「感動した」、「励まされた」、「満点」など絶賛の書き込みが並ぶ。5点満点で平均4.9と非常に高い評価を受けている。

「KANO」は1931年、日本人、漢民族、原住民の混合チームが夏の甲子園で準優勝した実話を映画化した。台湾で大ヒットした「海角七号 君想う、国境の南」(08)、「セデック・バレ」(11)を監督したウェイ・ダーション(魏徳聖)氏がプロデューサーを務め、マー・ジーシアン(馬志翔)監督による長編デビュー作。野球部監督役で永瀬正敏、台湾の水利事業に貢献した日本人技師・八田与一役で大沢たかおら、日本人俳優も出演している。

【ネット上に絶賛の嵐 永瀬、大沢らの現地訪問にも声援】
 台湾メディアによると、映画を見た台湾プロ野球の周思齊選手は「泣いた!本当に有意義な映画だ。改めて野球について考えさせられ、闘志と元気が湧いてきた」と語ったという。さらに劇中の「勝つと思うな、負けないことを考えろ」、「負けを恐れるな、勝つ方法を考えろ」などが感動を呼び、“名ぜりふ”としてインターネット上に拡大している。

 公開に合わせ、永瀬とその妻を演じた女優の坂井真紀が台湾を訪問。2月27日の公開日をはさみ、上映会や記者会見、イベントに出席するなど地元ファンに作品をアピールした。大沢も1月に台湾を訪問。八田氏が建設した烏山頭ダムを訪れ、地元・台南市長や監督らと記者会見。台湾語によるあいさつも披露し、地元の人々を喜ばせた。

 さらに、16日まで大阪で開催中の「第9回大阪アジアン映画祭」では、7日のオープニング作品として海外初上映。マー監督や選手役の俳優らがそろって来日し、映画祭を盛り上げた。上映後は客席総立ちのスタンディングオベーションとなり、鳴り止まぬ拍手に一同は感無量の表情。全員がロビーで観客一人一人と握手し、感謝の言葉を告げていた。

【「日本統治を美化」 一部メディアが批判も】
 一方、台湾では一部に「日本による統治を美化している」と批判する声も出ている。中でも親中系の大手紙『中國時報』は、評論記事や専門家の寄稿記事で「KANO」を名指しで非難。「台湾の主体性を侵食している」、「(日本統治の負の面を描いた魏監督の映画)『セデック・バレ』を忘れたのか」など、ネガティブ・キャンペーンを張っている。

 これに対し、来日中にインタビューに応えたマー監督は「(日本統治時代は)いいことも悪いこともたくさんあった。しかし、『KANO』が語るのは異なる民族が力を合わせ、共通の夢に向かって走ること。日本への反感、政治的な問題があったにせよ、野球少年が一緒に夢を追ったのは歴史の真実だ。私たちは当時の原点に戻り、少年が夢へ突き進む野球の映画を作りたかった」と説明。ウェイ氏は「日本を美化したわけではない。悪く描かなかっただけだ」と話している。

※追記(3/17)
日本では2015年公開される。



写真:大阪アジアン映画祭事務局提供

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(Newsphere編集部)

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