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テスラ社員に3000万円提示で引き抜き?アップル自動車、2019年発売向けてPJ本格化か

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テスラ社員に3000万円提示で引き抜き?アップル自動車、2019年発売向けてPJ本格化か

 iPhone6sの発売でちまたをにぎわせているアップルだが、ついにかねてから噂されていた自動車の発売計画が本格化した模様だ。まだまだ謎に包まれているアップルカーを、海外メディアはさまざまな推測を交え紹介している。

◆引き抜きボーナス3000万円
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、アップルが自動車の出荷目標を2019年に設定し、現在600人からなる同社の自動車プロジェクト「タイタン」が、3倍の1800人規模に拡大される予定だという消息筋の情報を報じた。

 テクノロジー情報サイト『CNET』は、シリコンバレーにある自動車メーカーから、アップルが大量の引き抜きを行うであろうと述べる。すでに標的となっているのは、アップルの本社から30分のところに工場を構える電気自動車メーカーのテスラだ。同社のイーロン・マスクCEOによれば、アップルは引き抜き時に25万ドル(約3000万円)のボーナスを、テスラ社員に提示しているらしい。アップルは、自動運転の研究を行っている、北米メルセデス・ベンツの研究開発のトップだったヨハン・ユングビルト氏もすでに獲得している(CNET)。

◆初代アップルカーは電気自動車?
 当初は自動運転車になるのではと報じられてきたアップルカーだが、多くのメディアが、まずは電気自動車になるだろうとしている。クリスチャン・サイエンス・モニター紙(CSM)は、「革新的」な商品を目指すアップルは完全自動運転を求めていたが、現時点ではあきらめたようだと述べ、CNETも、2019年発売と考えれば、完全自動はかなり無理があるとしている。

 自動車産業に詳しいジャーナリストのデール・バス氏は、すでにBMW、アウディ、テスラ、シボレーなどが電気自動車市場に参入しており、電気自動車が庶民にも求められる時代が近づいていることをアップル経営陣も感じたのではないかとしている。また、自動運転ではグーグルが先行しているため、アップルはまず電気自動車投入でライバルであるグーグルに先駆け、シリコンバレーのIT企業初の自動車メーカーとなる道筋をつけたかったのではないかと推測している(Forbes)。

◆委託製造は受け入れられるのか?
 多くのメディアが注目するのは、アップルカーが自社生産になるのかどうかだ。ほとんどの主要自動車メーカーは自社工場で生産しているが、iPhoneやiPadの製造を台湾のフォックスコンに委託しているアップルはそのような戦略は取ってこなかった(WSJ)。CNETは、製造をほとんど外部に移している現状から、数年以内にアップルが自動車工場を持つことは考えにくいと述べ、パートナーの必要性を指摘し、アップル幹部がBMWとコンタクトを取っていたといううわさも紹介している。

 自動車メーカーのなかには、アップルのプロジェクトに懐疑的な意見もあり、ダイムラーの幹部は、「フォックスコンになる計画はない」と否定的だ(CSM)。市場調査会社、Navigant Researchのシニア・アナリスト、サム・アブエルサミッド氏は、コンピューターやモバイル機器とは違い、自動車にはより厳しい規制基準が存在することから、大手自動車メーカーは、アップルに市場参入の難しさについて警告しようとしていると説明。しかし、アップルには他にはない資金力があると指摘し、その気になれば、既存の自動車メーカーにとって深刻な脅威となり得ると述べている(CSM)。

 前述のバス氏は、既存メーカーに頼らずとも、従来型の部材やシステムをカナダのマグナ社のような自動車部品のメガサプライヤーに組立てさせ、エレクトロニックの中枢部だけを自社で取り付けることで、高付加価値を付けるやり方もアップルにはあると述べ、従来の製造委託以外の選択肢を指摘した。

 アップルのシニア・バイスプレジデント、ジェフ・ウィリアムズ氏は、「自動車は究極のモバイル・デバイス」(CSM)と語っている。iPhoneで通信の世界を変えたアップルは、異分野である自動車市場を制覇できるのか?2019年が楽しみである。

(山川真智子)

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