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自動運転車は、「究極の倫理的判断」ができるのか? 開発競争進む中、海外誌警鐘

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自動運転車は、「究極の倫理的判断」ができるのか? 開発競争進む中、海外誌警鐘

 車の自動運転技術に向けて、日本の大手自動車メーカーが共同開発を検討している。ドイツやアメリカの技術開発に遅れをとっているからだ。共通で技術開発をめざすことで、コスト削減や世界的な安全基準の設立を目指す。

◆欧米主導の安全基準設定を危惧
 米版IBTimesとAFPが、日経新聞の日本の自動車メーカーが自動運転車の技術を共通化するという記事に注目。

 自動運転技術において、国際標準が欧米主導となるという恐れから、日本の自動車メーカーが共同開発のためのチームを組んでいる、とIBTimesは伝えている。

 IBTimesの記事によれば、自動運転車の国際的な安全基準設定において、ドイツが主導国の1つだ。さらにドイツの巨大複合企業であるボッシュが、自動運転車の試験走行ではリードを取っている。自動運転に必要な障害物を察知するセンサーも、ボッシュが最大手のメーカーだ。

 欧米日の自動車メーカーは2020年までの自動運転車の実用化を目指しているが、日本は官民挙げて100億円規模の投資を行い、テストコースなどを整備し、国際競争に勝ち抜くつもりだとAFPは伝えている。

◆Googleが将来的に自動運転車に応用のAIを開発
 ワシントン・ポスト紙は、Googleが人間のように学ぶことができるアルゴリズムを開発したことを伝えている。研究では、ゲームを人工知能(AI)に与え、どうやって勝つかをAI自身が学ぶようになっているのだが、Googleはこの技術の自動運転車への応用を考えているとWP紙は伝えている。

 このAIの開発を担当した研究者の1人デミス・ハサビス氏は、こう語っている。「究極的には、このアイデアは、もしこのアルゴリズムがレーシング・ゲームで車を走らせることができるなら、必然的には、少しの微調整で本物の車を走らせることができるはず、ということなんだ」。

◆倫理的な選択が迫られる場合の対応
 ところがフォーチュン誌は、こういった自動運転車の開発に警鐘を鳴らす。自動運転のプログラムには、重大な結果が伴うので、一般市民の考えが反映される必要があるというのだ。

 フォーチュン誌の論によれば、プログラマーなら誰しも経験があるだろうが、シンプルに見えるプログラムですら、エラーが潜んでいたりするものだ。アメリカ食品医薬品局の言葉を引用し、心臓のペースメーカーなど、生命に関わるシステムは「テストだけでは、そのソフトが完全で正しいと証明することはできない」と述べている。当然、自動運転のプログラムは、非常に高度かつ生命に重大に関わるシステムとなる。

 さらにフォーチュン誌は、たとえプログラムが完璧であったとしても、倫理的な問題が残るとする。それは、最良の選択ができなかった時に、どういった選択を行うのか、そしてそれは誰がどう選択するように決めるか、ということだ。

 つまり、例えば狭い道路で車の前に子どもが飛び出してきて、対向車線には車が走っている。「ブレーキを踏んで車を止める」では間に合わない状況。”ハンドルを切って(歩行者がいるかもしれない)歩道に突っ込む”が、合法ではないが、やむを得ない選択だろうとフォーチュン誌は述べる。こういった選択をさせるためには、エンジニアが前もってプログラムしておく必要がある。では、どうプログラムするのが正しく、それはいったい誰が決めるのか?とフォーチュン誌は問いかけている。

(Newsphere編集部)

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