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日本のシェールオイル採掘 米産業界を一変させた新技術・・・海外紙は環境汚染の危険を指摘

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日本のシェールオイル採掘 米産業界を一変させた新技術・・・海外紙は環境汚染の危険を指摘

 石油資源開発(JAPEX)は7日、秋田県男鹿市にある福米沢油田で来月後半から国内初となる多段フラクチャリング実証試験の水平井掘削作業からシェールオイルを採掘すると発表した。

 同様に、既に実証試験やフローテストを実施していた鮎川油ガス田(同県由利本荘市)でシェールオイルの商業生産を開始することも発表した。

 JAPEXによると、福米沢油田でとれる一日当たり220バレル(約34.98キロリットル)あたりから産出し始め、今後の実証実験によっては、生産量が増加することも多いにあり得るという。

【フラクチャリングでアメリカ産業界が一変】
 シェールオイルの存在は17世紀くらいから知られていたが、技術的に採掘が困難であった。しかしフラクチャリング(水圧破砕法)という掘削法により可能になった。フラクチャリングとは水や砂、化学薬品を組み合わせ水圧で岩盤層に亀裂をいれ採取する方法である。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、このフラクチャリングという掘削技術の革新で米国の産業界を一変させたと紹介している。これによりノースダコタ州の複雑な岩石層でもシェールオイルが採掘できるようになり今では日量100万バレル近く生産している、とその威力を評価している。

 一方、採掘先進国であるアメリカでは、疑問や懸念に対して声が上がっている。BBCによると、ほとんどの業者は住民の疑問を晴らす前に採掘を開始しており、住民の反対に遭っているという。

 同様に、フラクチャリングで使われた“カクテル水”が水を汚染しているという。この“カクテル水”は黄色く、臭いを放ち、家畜や魚に影響を及ぼしているとペンシルベニアの住民の声をニューヨーク・タイムズ紙はあげている。

 なお、JAPEXは第三者機関を設置し、地下水や土壌など環境への影響をリスク評価しており対策を講じている。

【世界主要国の中でもエネルギー自給率が著しく低い日本はシェールオイル・ガスに期待】
 日本のエネルギー自給率は2010年度においてわずか4.4%と8割以上を海外からの化石燃料に依存しており、二次エネルギーの電気においても福島原発後、原発の運転再開に目途がたたない今、ごくわずかな供給量でもシェールオイル・ガスに大きな期待を寄せている。

 JAPEXによると、秋田県全体のシェールオイルの埋蔵量は最大で1億バレルにものぼると推定している。この埋蔵量は国内年間石油消費の約8%に相当する。今回の福米沢油田の実証試験によっては、生産量が大幅に増加すると『Oil & Gas Financial Journal』は報じている。

 また、その実証試験によって得られた経験は秋田県の広範囲に広がる女川タイト層(シェールオイル層)の開発にもつながるものである、と述べている。

 外務省によると、2012年度日本における1日の石油消費量は471.4万バレルで世界3位の石油消費国であるという。

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(Newsphere編集部)

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