戦車の終焉? ナゴルノカラバフ紛争でドローンが戦車を大量破壊

停戦後撤退するアルメニア軍(11月13日)|Dmitri Lovetsky / AP Photo

◆旧式目立つアルメニアの兵器
 ドローンによる目覚ましい戦果は世界に衝撃を与えており、タイムズ紙は爆撃機が登場した当時の衝撃とも比肩するという論調の記事を掲載している。トルコ製ドローンは過去一年ほどの間に、リビアとシリアでも対戦車の実績を重ねてきた。

 こうした最新ドローンを活用するアゼルバイジャンに対し、アルメニア側には旧式の兵器が目立つ。イギリスの防衛シンクタンクのある研究員は「アルメニアは呆然としている」と述べ、いまだ70年〜80年代の兵器を使用している同国軍の兵器はいかにも時代遅れだとの認識を示している。当のアルメニアの国防省スポークスマンも状況は致命的ではないとしながらも、「敵勢はいくつかの戦闘区域で成功を収めている」と認めた。

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Text by 青葉やまと