米大統領選と日米同盟の行方 民主党候補勝利なら変化はあるのか?
トランプ政権になってはや3年が経ち、今年の秋には米大統領選が再び行われる。これは4年間のトランプ氏をジャッジする選挙だが、果たして米国民は誰を大統領に選ぶのだろうか。トランプ大統領が勝てば、いまの日米関係、日米同盟がさらに4年続くだろうが、民主党候補者が勝つと、それは大きく変化するだろうか。
◆民主党候補者選の行方
民主党の候補者選が進むなか、若手のホープとして期待されていた、前サウスベンド市長のブティジェッジ氏が選挙戦から撤退することとなった。ブティジェッジ氏は、国政経験はないものの、初戦のアイオワ州やニューハンプシャー州の予備選で躍進し、一気に注目を集めることとなったが、先月29日に行われたサウスカロライナ州の予備選で4位と伸び悩んだ。
そして、3日はスーパーチューズデーで、大きな山場を迎えることになる。スーパーチューズデーには全米14州で同時に予備選が実施されるが、中道派だったブティジェッジ氏の票が誰に流れるのか、また、3日から参戦予定の前ニューヨーク市長のブルームバーグ氏にどれだけの支持が集まるのかも注目される。
だが、このスーパーチューズデーで接戦になれば、民主党内の競争はいっそう激しくなり、秋の大統領選が近づくなか、対トランプで一つにまとまることが難しくなる。また、たとえ一人の候補者でまとまることができたとしても、実際トランプ大統領に勝てるかは未知数だ。現在のところ、この人だ、という本命は見つからないし、ツイッター上でのつぶやきを見る限り、トランプ大統領にも余裕が見える。
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