ランドセル、外国人観光客の人気沸騰 ハリウッド女優もご用達

 少子化で売り上げが落ちてきているランドセルだが、ここにきて外国人旅行者、特に中華圏で、人気のお土産としての地位を獲得してきており、欧米での人気も高まりを見せている。

【中国やアメリカで人気のお土産アイテムに】
 ランドセルといえば、小学校入学を控えた子どもたちの憧れのアイテム。夏休み明けの今、早くも来春の小学校入学に向けたランドセルの商戦が始まっているが、このランドセル、海外でも人気を集めているようだ。

 まずは近いところで、中国。9月25日付けのサウスチャイナ・モーニング・ポストが、ランドセルが外国人旅行者の人気お土産となっていることを伝えている。

 また、9月26日付けのCNNの記事でも、ランドセルが日本を旅行した際のお土産として、外国人旅行者のマスト・バイのアイテムになっていると述べ、中国や台湾からの旅行者が最大の購買者ではあるものの、ほかの国の旅行者にも人気があることを伝えている。

【アメリカではハリウッド女優、中国では日本のアニメ人気がきっかけ】
 CNNによれば、ランドセルが外国人の人気を集めたのは、今年の初めにハリウッド女優のズーイー・デシャネルが、ニューヨークで真っ赤なランドセルを肩に下げているのが見かけられたため、とのこと。

 実は、ズーイー・デシャネルが、バッグなどのトレンドを作り出したのは今回が初めてではなく、以前にもスウェーデン・ブランドのバックパックでちょっとしたファッション・ウェーブを生み出しているそう(CNN)。

 また、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国での人気の理由として「日本のアニメが中国で非常に高い人気を得ており、そのアニメのなかでよくランドセルが出てくるからだと見ている」と、ランドセルの大手メーカーであるセイバンの広報担当者の言葉を引用している。

 さらに続けて、「小さい子どもが手にして、必然的に荒い扱いをしたとしても耐えられるように作られる必要があるため、ランドセルが高い品質を備えているということに、中国の消費者を驚かせている」と、セイバンの担当者の言葉を伝えている。

【メーカーは売り場を増大、しかし人気はいつまで?】
 このランドセルの人気にあやかろうと、ランドセルの大手メーカーや空港の免税店はランドセルの取り扱いを拡大させているようだ。

 サウスチャイナ・モーニング・ポストは、デパートや子供用品店の売り場を拡大させ、また5月には表参道にフラグシップ店を展開したと述べた。また、CNNは関西国際空港にある免税店の「萬」と「和」では、4月からランドセルのストックを始めたと伝えている。

 実際に「萬」では、今では月に120個以上のランドセルを売り上げていると、CNNに語っている。

 しかし、この人気はいったいいつまで続くのか? CNNはその答えとして、「おそらく、デシャネルが、卵カゴとか道具箱とか、とにかく次のアイテムに自分の持ち物を放りこんでいるのが見られるまでは、少なくとも続くだろう」と締めくくっている。

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Text by NewSphere 編集部