“美人すぎる”クリミアの検事総長、ネットで話題 日本での人気ぶりを海外はどう見てる?
クリミアの検事総長ナタリア・ポクロンスカヤ氏が、憲法秩序を暴力で転覆しようとし、政府を乗っ取ろうとしたとして、ウクライナ内務省に指名手配された。一方、日本では、同氏の美貌に注目が集まっているようである。
【日本やネット上では「美人過ぎる」と話題に】
ロシア・トゥディによれば、ポクロンスカヤ氏は「可愛い検事」と支持者から呼ばれており、多くのアニメ調のファンアートがウェブ上に流れていると報じている。
アメリカの『ABCニュース』によれば、日本語でユーチューブに投稿された、ポクロンスカヤ氏がリポーターに話をしている内容の動画は、再生回数64万回を超えている。ビデオのコメントには、ロシアのクリミア半島編入に関する懸念はみられず、その代わりに、検事総長の容姿に関するコメントがみられたという。ある視聴者は、検事総長を“Prosecutie”(prosecutorとcutieを掛け合わせた言葉)と呼び、ある視聴者は、「彼女が外国で働けたらいいのにな。彼女みたいなリーダーが欲しいよ」とコメントしているという。
日本でポクロンスカヤ氏が容姿で有名になっているということは、イギリスのBBCなどでも取り上げられるなど、その熱狂ぶりが大きく注目を浴びているようだ。同氏のファンアートが日本で多く作られているということも要因のようだ。
【ネットでの反応についてポクロンスカヤ氏は?】
『Kotaku』によると、ロシアのテレビ局NTVが、容姿についてネット上で騒がれていることに関してポクロンスカヤ氏がどのように感じているかを、本人にインタビューで尋ねている。インタビューで同氏は、「私の容姿についてネット上で話題になっているとは、初めて知りました」、「検事総長として、見ていただきたいと思っています。そして、私の仕事ぶりで、評価をしていただきたいです。仕事において、私は非常に努力しているのです」と述べたという。
『Kotaku』によれば、ポクロンスカヤ氏のものと言われているツイッターアカウントから、ファンアートに対する感謝のコメントがツイートされた。しかし、『Global Voices Online』によれば、同氏は3月19日のインタビューで、ツイッターといったソーシャルネットワークのアカウントは一切持っていないと述べたという。@NPoklonskayaというアカウントから初めてのツイートが流れたのは3月20日。ファンアートの作者に対して感謝するコメントと共に、「私はあなたを愛しています!」という日本語のツイートだった。
『Kotaku』は、ポクロンスカヤ氏が仕事ぶりで判断してほしい、と述べたことを指摘し、また、クリミアで何が起こっているかということを考慮すれば、ファンアートをリツイートする時間は全くないだろう、と分析。このアカウントは偽アカウントである可能性が高い、と報じている。
【海外の反応は?】
『Kotaku』に寄せられたコメントには、
「彼女のような仕事を行うにしては、彼女はかなり若いけれど、だからって仕事ができないという意味ではないわ」
「女性はまず見た目で評価され、次にポジションで評価される。これはその個人にとって残念なことだ」
「これは馬鹿げた性差別だわ。馬鹿で孤独なおたくが、女の子が可愛いからという理由だけで、よだれを垂らして喜んでいるのよ」
といったものがみられ、ポクロンスカヤ氏をその容姿だけで判断していることを非難しているコメントが多かった。
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