アカデミー賞で宮崎駿監督の作品が受賞 「スパイダーマン」出演者が「奪われた」
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』で主人公のマイルス・モラレスの声を演じたシャメイク・ムーアさん。
第96回アカデミー賞で、同作品が長編アニメーション賞を逃したことに、X(旧Twitter)で「奪われた」と投稿し批判を浴びました。
宮崎駿監督の作品受賞で「スパイダーマン」出演のシャメイク・ムーアに批判
アカデミー賞の長編アニメーション賞には宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が選ばれ、シャメイクさんはXに「robbed」とだけ投稿。
「奪われた」を意味する言葉に、さまざまな批判が寄せられました。
批判を受けたシャメイクさんはその後Xを更新し、「勝者に敬意を表する。その通りだ。俺は間違いなく負け惜しみを言うヤツだ」と反省しました。
さらに「でも、俺たちは負けたわけじゃない。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は多くの人々の人生に影響を与えた。今夜、俺たちは認められなかったかもしれないが、人生は続く。そしてその先も…。さあ、準備だ」とつぶやきました。
また、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の脚本家の1人であるクリス・ミラー氏も、Xに「どうせ負けるなら、GOAT(史上最高の作品)に負けるほうがいい」と投稿。
あるファンがそれを「負けた時の反応」だと指摘しました。
シャメイクさんはそれを受けて「君は正しい。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』チームのメンバーは全員、(負けても)勝者を称える潔い人たちだ。とてもプロフェッショナルで、この先どうなるか楽しみ。俺は若くて、闘志に燃えている。だから、俺の性分を許してほしい。受賞者たちを祝福する」と明かしています。
国内外問わず、互いに作品をリスペクトしあうことが大切なのです。