「アジア人差別だ」 ロバート・ダウニー・Jrがオスカー授賞式で司会を見向きもせず
映画『オッペンハイマー』に出演した俳優のロバート・ダウニー・Jr.さん。
第96回アカデミー賞で受賞されましたが、中国系ベトナム人俳優のキー・ホイ・クァンさんを無視するような態度をとったとしてSNSで批判が巻き起こっています。
ロバート・ダウニー・Jrがキー・ホイ・クァンを無視?
2024年3月10日に開催された授賞式。
2023年に『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンさんが、受賞者を読み上げるプレゼンターを務めていました。
クァンさんは舞台上で、『オッペンハイマー』に出演したダウニーさんを、助演男優賞者として興奮気味に発表。
ダウニーさんは、会場から大きな拍手と歓声を受けながら舞台に上がりました。
ところが、トロフィーを持って歓迎したクァンさんと目を合わせずに受け取ると、共同プレゼンターのティム・ロビンスさんとはしっかり握手を交わしたのでした。
クァンさんは、その後もダウニーさんと握手をしようと手を差し出しますが、見向きもされていません。
さらに、受賞のスピーチでも仲間たちには感謝の意を表しましたが、クァンさんには名前すら触れなかったのです。
この様子を見た視聴者から、アジア人に対する人種差別ではないかとの批判を浴びています。
この出来事を海外メディアも、「クァンを無視しているのではないか」などと厳しい目で報じています。
アジア人俳優への偏見はまだまだ根強いと感じさせられる出来事ですね。