前DeNA・バウアーがアジアンブリーズに参戦 1日限定で登板

Wikimedia Commons/ Moonlight Shado

2024年となり、日本ではオープン戦が始まりました。

シーズン開幕まで1ヶ月を切った中、選手たちが開幕1軍入りに向けてしのぎを削っています。

海の向こう、アメリカ・メジャーリーグでも同様で、特にロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平選手の活躍はもちろんのこと、日々のサバイバルが続いています。

こうして選手たちが開幕に向けて走り続けている中、去就が決まっていない選手がいます。

それが2023年、横浜DeNAベイスターズでプレーしたトレバー・バウアー選手です。

来日で大注目されたバウアー

バウアー選手は2020年にメジャーリーグの最高殊勲投手賞である「サイ・ヤング賞」を獲得した投手。

投手として自らの技術向上のために、日々努力をしている姿がYoutubeチャンネルで公開されています。

選手能力としては、タイトル獲得が証明するように折り紙付きです。

2023年3月に日本球界入りが発表されると大きな注目を浴び、シーズンを通じて19試合に出場し10勝4敗 防御率2.76と活躍。月間MVPも2度受賞しました。

その後は自由契約となり、メジャーリーグ復帰を規定路線として交渉を続けています。

アジアンブリーズに参戦するバウアー

自らの力をアピールするため、バウアー選手は新たなチームのユニフォームを着ることを決めました。

そのチーム名はアジアンブリーズです。

同チームはアメリカ・アリゾナ州を拠点として、試合をしながら場所を転々とし、新たなプロ契約を目指しています。

ちょうどメジャーリーグの時期に合わせて活動するために、アリゾナ州に集まっているメジャー球団と対戦できるのです。

このチームに、バウアー選手が1日限定で参加することになりました。

来たる3月10日(日本時間3月11日)、ドジャースのマイナー選手たちを相手に3イニングを投げる予定で球場に集まっているスカウトにアピールします。

1日限定契約となりますが、果たして彼はこの1試合で今季のプレー先を見つけることができるのでしょうか。来たるドジャース戦に期待です。

>2年連続で不開催 国内外で注目を集めたトライアウトの現在

Text by 豊川遼