10分後にやらかして免許停止 運転免許の階級が上がった運転手
カナダのオンタリオ州のヨーク地方警察が、スピード違反の取り締まり映像をXに投稿しました。
免許階級が上がった直後に免許停止(海外)
車内のダッシュカメラから捉えた映像には、パトカーの目の前を猛スピードで横切る1台の車が映っています。
問題の車の運転手は、50kmの制限速度の道路で130kmのスピードを出して運転していたのです。
警察に止められた運転手は「言い訳はしない」と一言。
警察も「ここまでのスピード違反は免許と車を失うことになる」と説明し、運転手に免許証と車の保険証の提示を求めます。
運転手いわく、車の所有者は父親とのこと。
また「10分前にGクラスを取得したばかりなんだ」と警察官に伝えました。
カナダのオンタリオ州の運転免許にはG1、G2、Gと3つの階級があります。
G1あるいはG2の保持者が運転する場合、運転経験が4年以上ある人の同伴や、同乗できる人数の制限など条件が伴いますが、Gクラスはこういった条件がありません。
日本の普通自動車免許はGクラスと同等といえるでしょう。
警官は運転手に30日間の免許停止を言い渡しました。
すると男性は「いままでの運転記録は良かったんだ」とアピール。
続けて「制限速度は90kmだと思っていた」といいます。
警官は「あそこの標識を見ろ!制限速度は50kmだ。学校を通り過ぎたばかりだぞ」と、危険な運転への自覚を促しました。
男性は2つのスピード違反の罪で起訴され、運転していた車は警察によって没収されました。
ヨーク地方警察によると、2023年には1108人が危険な運転行為で起訴されているとのこと。
動画を見た人たちの多くは、30日の免許停止の処分は甘すぎると指摘。
安全運転は運転者として果たすべき責任です。
運転免許の取得は、単に運転できる自由を得たと勘違いしてはいけません。