スキー場が騒然 野生の巨大生物が現れ客に向かって全力疾走
全米50州の中で人口が最も少なく、手つかずの自然が残る地として知られている、アメリカのワイオミング州。
ビリー・フォーヘイさんという男性が、同州にあるスキー場「ジャクソン・ホール・リゾート」を訪れた際の出来事を、テレビ番組『Good Morning America』で明かしました。
スキー場に現れたヘラジカに恐怖
大勢のスキーヤーやスノーボーダーで賑わうなか、突然、森の中から1頭の巨大なムース(ヘラジカ)が現れたそうです。
友人2人と一緒だったというビリーさんは、「角を曲がったら、3mくらいの近さでムースが現れたんだ」と話しています。
その後、ムースは周囲のスキーヤーを追いかけるように、全力疾走で下っていきました。
動画には「追いかけられてるよ!」「早く逃げて」と叫ぶビリーさんの声が聞こえます。
しばらくしてムースは方向を変え、森の中に入って行ったそうで、ケガ人はいませんでした。
番組のなかで、遭遇した当時のことを「とても驚いたよ。野生のムースは狂暴だって聞いていたからね」と語るビリーさん。
ムースは体長2m以上、体重は約680kgにもなり、とても縄張り意識が強い動物だといいます。
さらに足も速く、時速56kmで走ることができるそうで、万が一襲われてしまえば大ケガをしかねません。
世間からは「想像するだけで怖い」「誰もケガ人が出なくてよかった」「そもそもそこは彼らの生息地だったはず」など、様々な意見が寄せられています。