誕生日を迎えた独身の女性 縛り付けられた状態で祝福
世界各国には、その国の文化や習慣があります。現地に暮らす人にとって当たり前のような習慣が、他国の人にとっては珍しく見えることもあるでしょう。
リーネさんという女性は、デンマークでの伝統行事を自身のInstagramに投稿しました。
25歳で独身だとシナモンをかけられるデンマーク
動画に映るのは、両手を縛られたリーネさん。
そんな無抵抗な彼女に、周りの人たちは謎の茶色の粉を振りかけています。
全身粉まみれになるリーネさんですが、彼女も周りの人たちも笑顔で楽しそうな雰囲気です。
リーネさんは「昨日は誕生日を祝ってくれてありがとう。とても素晴らしくて、汚い1日でした」とキャプションで説明していました。
さらに「シナモンは追い払えると思ったけど、たくさんの人たちの待ち伏せ攻撃にびっくりしました」と続けます。
このイベントは誕生日のお祝いだったようです。彼女に振りかけられていた茶色の粉の正体はシナモンでした。
デンマークでは、25歳の誕生日を独身で迎えた場合、家族や友達からシナモンをかけられるという伝統行事があるとのこと。
この伝統のルーツには諸説ありますが、16世紀初頭に香辛料を売る商人が、遠く離れた土地まで売り渡っていたため、定住できず結婚していなかったのが始まりのようです。
この動画を見た人は「見てるだけで咳が出る」と反応していました。
また「これは女性だけに行われるの?」や「若いうちに結婚していないといけないという考えがあるの?」とコメントする人も。
リーネさんは「これは男女ともに行われます。25歳で結婚していないからといって、見下されることはありません。デンマーク人の多くは30歳以上で結婚しています。」と回答しています。
さらに彼女は「これを密かに楽しみにしていた」と続けました。
今では多くのデンマーク人は、この伝統を楽しい行事として受け取っているようです。