海外で根強いチップ制度 当の外国人が「特定の職種の人には払わない」

画像はイメージ(Flicker/ Dan4th Nicholas

チップ文化が常識の海外でも、うんざりと感じている人がいるようです。

【動画】チップ文化にウンザリする女性

女性が2024年から一定の職種で働く人々に対し、チップを払わないとTikTok動画で宣言しました。

「特定の職種の人にチップを払わない」と宣言

ジャスティンさんという女性が動画で「チップ文化が制御不能になっている」と話し、特定の業種や職種の人に今後チップを払わないと主張しました。

ジャスティンさんはまず、「ドライブスルーや froyo(フロヨ)、Auntie Anne’s(アンティ・アンズ)ではチップを払いません」と言いました。

froyo(フロヨ)はセルフサービスのヨーグルト専門店で、Auntie Anne’s(アンティ・アンズ)はプレッツェル専門店です。

自身もウエイトレスの経験があるというジャスティンさんは、「ウエイトレスはこれに問題があるかもしれませんが、罪悪感もない」と話します。

また彼女は、「チップの価格を自分で設定する職種の人々には払わない」とも主張しています。

それはチップを支払うことにより、事業者が100%利益を得るのであれば、本来の2倍から3倍の収益を得ていることになるからだと指摘しました。

さらにジャスティンさんは、「医療資格や免許保有者へはチップが不要だ」とも言いました。

それは、処置する仕事に対してサービスチップを払うのが倫理観念に反するからだと理由づけています。

この投稿には7,000件以上のコメントがあり、多くの人は動画に賛同しました。

チップの相場が支払の25%~30%になっているという今日では、制御不能という意見ももっともだと言えるでしょうね。

Text by 本間才子