日本ではペットとして親しまれている犬ですが、海外ではいまだに食肉用として飼育されている国もあります。

【動画】トラックから出てきた食肉用犬たち

つい最近、韓国で犬の食用飼育や食肉処理などを禁じる法案が可決されたことをご存知の方も多いでしょう。

ところがこのたび、インドネシア・ジャワ島のスマラン市で捉えられた衝撃的な映像に、非難の声があがっています。

インドネシアで食肉用として運搬されていた226匹の犬

2024年1月6日、警察は緑色のトラックを運転していた男性に停止するよう求めました。

荷台を開けるよう促すと、中にはなんと226匹の犬が袋に縛られ、ぎゅうぎゅうに積まれていたのです。

South China Morning Postなどによると、警察はトラックに乗っていた5人の人物を逮捕。

動物愛護法に違反した罪で、最大懲役5年の有罪判決が下される可能性があるということです。

当局は「12月からこの件に関する情報を得て捜索していたが、我々が摘発できたのは今回だけだった」と述べています。

同国は犬や猫の肉の販売を許可している数少ない国の1つですが、スマランなど一部の都市では近年、販売禁止を課すなどして反対運動が広がりつつあるようです。

動画がTikTokで公開されると、何の罪もなくこれからどこに連れて行かれるのか分からない、かわいそうな犬たちに同情の声が殺到しました。

「犬たちを助けてくれてありがとう」「その後、犬たちが幸せでありますように」「かわいそうで涙が出る」「全世界で禁止にしてほしい」など、多くの反響を呼んでいるようです。