職場で吐き気を感じた日本人 心配した外国人同僚が渡したものに困惑
日本では、身近なものを使って身体の不調を和らげる方法を「おばあちゃんの知恵袋」と呼ぶことがあります。
【画像】職場で吐き気を感じた日本人が外国人同僚から渡されたもの
例えば、風邪を引いた時に「首にネギを巻くといい」と言われるのも、その一つでしょう。
海外でも同様に、気軽に手に入るものを使う解決策があるようです。
体調不良時に炭酸飲料を外国人から渡された日本人
アメリカ在住の山口慶明さん(@girlmeetsNG)は、職場で気分が悪くなった際、同僚から渡されたものに戸惑いを受けたとXに投稿しました。
山口さんが「吐き気がする」とアメリカ人の同僚に体調不良を訴えたところ、「ちょっと待ってろ」と伝えられました。
酔い止め薬を持ってきてくれるのかと思いきや、同僚が山口さんに買ってきたのは、なんと炭酸飲料の「7UP(セブンアップ)」。
山口さんは「何かの罰ゲームか」と思いましたが、同僚は真面目な顔で「これを飲め」と薦めてきたそうです。
「これも文化の違いか」とカルチャーショックを受けた山口さん。
NewSphereは山口さんに、詳しくお話を伺いました。
山口さんは同僚から炭酸飲料を渡された時の反応について、「わざわざ買ってきてくれたので『ありがとう』と伝えましたが、正直『なんで炭酸なの?』と思った」と振り返ります。
とりあえず同僚の言うとおり、山口さんは「7UP」を飲みましたが、「効果は感じられませんでした」と明かしました。
「7UP」の甘さのせいで、胃の不快感は消えなかったそうです。
結局、時間とともに自然と吐き気は落ち着いたとのこと。
山口さんは「アメリカでは、吐き気や消化不良を感じた時に、炭酸飲料を飲むことで胃がスッキリすると考えられているようです」と話します。
Baptist Healthによると、炭酸飲料が胃の不調を和らげると感じる人がいるのは、炭酸がゲップを出しやすくして、胃の中の圧力を逃してくれるためだそうです。
日本では、胃の調子が悪い時飲むのは白湯や牛乳が一般的かもしれません。
「どうして炭酸?」と困惑してしまうのも理解できますね。