セルフのガソリンスタンドに給油した車が故障 自分ではどうしようもないことが原因
海外で生活をしていると、日本ではありえないようなことに直面する場合もあります。
アメリカに住む山口慶明さん(@girlmeetsNG)も、誰も予想できないような体験を自身のX(旧Twitter)で明かしました。
車が故障した原因はガソリンスタンドでの人為的ミス
ガソリンスタンドで給油した後、車の不調に気が付き、修理を依頼した山口さん。
原因はなんと、「ガソリン車なのに軽油が燃料タンクに入っているから」でした。
ガソリン車に必要な燃料はもちろんガソリン。軽油はディーゼル車用です。
アメリカのガソリンスタンドでは、セルフサービスが一般的。
そのため「自分が間違えて軽油を入れてしまったのでは」と山口さんは心配しました。
しかし修理工場から「ガソリンスタンドが間違えて、ガソリン用タンクに軽油を入れたんだ。君の車で3台目だよ」と連絡が入ったといいます。
これには投稿者の山口さんも「何そのガードできない技…アメリカ怖い…」とXでコメントしています。
たしかに、これは誰も避けられませんよね。
ガソリンスタンドに補償を求め、連絡したところ「我々ではなくガソリン用タンクに軽油を充填したタンクローリー業者の責任なので、そちらに連絡してください」と言われたとのこと。
そこでタンクローリー業者に連絡を入れるも、「担当者不在なので、後日連絡してください」と返答されてしまいました。
山口さんは「たらい回しにされるのでは」と不安だったと振り返りました。
投稿を見た人たちも「罠が上級者向け」「ミスの仕方までアメリカンですね」といった反応が上がっています。
NewSphereは、山口さんに詳しくお話を伺いました。
調子が悪くなった状況について山口さんは、「車は、軽油を入れた直後から調子が悪くなりました。アクセルを踏むと、激しくノッキングする状態だったので、すぐに異変に気が付きました」と詳細を明かします。
修理には、ガソリンによる燃料タンクの洗浄が必要でした。
その後、車は無事に元の状態に戻ってきたそうです。
補償について、山口さんは「洗浄による修理代に30万円ほどかかりました。最終的にはガソリンスタンドが全額補償してくれました」と話します。
日本なら、業者が謝罪を求められ、世間の話題になっても不思議ではありません。
しかし海外生活では、「適当さ」を受け入れる覚悟が必要なようですね。