懲役10年の刑を受けていた元強盗 「防犯ベルが鳴っても狙える隙はある」

画像はイメージ(Flicker/ osseous

元強盗の女性が、強盗に入られやすい家の特徴をTikTok動画で明かしました。

【動画】元強盗が語る狙いやすい家の特徴

元強盗が語る狙いやすい家の特徴

ゴメスさんという女性は、空き巣を繰り返していたことで刑務所に10年間入っていたといいます。

彼女はTikTokで、いつも家に忍び込む前にチェックしていたリストを紹介しました。

ゴメスさんによると、最初にチェックするのは、天気だそうです。

晴れの日は、庭いじりをする人や犬の散歩に出る人、家の中から外を眺める人などがいるため、住民は家よりも周囲の景色を見ているといいます。

一方、「雨が降っている日は住人は家にいて、雨で見えないから外を見渡すこともない」と話し、雨の日を選んで強盗に入ったそうです。

次にチェックするのは時間帯。

彼女が活動を始めるのは、朝の5時〜5時半の間だといいます。

たいていの家庭は、朝7時から午後4時まで仕事に出かけるからだそうです。

ゴメスさん曰く、専業主婦を除き、普通は朝8時半までに家を出て、お昼ご飯のために11時半頃に帰宅したとしても、朝8時から11時くらいが狙い目だとのこと。

昼の12時から1時半が2番目のチャンスになる時間帯だと話しました。

ゴメスさんが次に注目していたのは、防犯システム。

彼女が住むフロリダ州では2006年頃から、防犯ベルがなるとセキュリティ会社が持ち主の自宅か携帯に知らせるようになっていて、直接本人と連絡がとれない場合に警察が出動するという流れになっているのだそうです。

しかし、誤報も多いため警察がすぐに駆け付けるというケースは少ないのも事実なんだとか。

この時間を逆算すると、ゴメスさんが侵入してアラームが鳴っても、警察が駆け付けるまで10分〜15分はかかるため、犯行の時間は十分にあったと証言しました。

また強盗に侵入するには低めの窓が好都合で、逃げる際にも比較的楽な窓を割るのだそうです。

またゴメスさんは、ペットが家にいる裕福な家庭を狙ったとも話しています。

それはドアを見れば火事などから守ってもらうためのステッカーがあり、一目瞭然なのだそうです。

動物がいることで、モーションセンサーが切られてることが多いため察知されにくいというメリットがあるのだと言います。

ほかにも裏の外壁が高い方が隠れられるため都合がよいことや、万が一足跡から身元が割れないように、小さ目か大き目の靴を履いていたことなどを解説しました。

動画でチェックリストを解説し終えたゴメスさんは最後に、「これを賛美しているわけではありません。自責の念と後悔でいっぱいです」と気持ちを打ち明けます。

「誰かの助けになるのでは。と思い話しました」と締めくくりました。

ゴメスさんの解説、防犯対策に役立てたいですね。

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Text by 本間才子