焼けた炭の塊を入れて飲むコーヒーに規制 食品規則に基づき違反 

画像はイメージ(Flicker/ Ivan Lanin

インドネシア発祥の珍しいコーヒー「コピ・ジョス」は、コーヒーに直接、真っ赤に焼けた炭の塊をドボンと入れて飲むという、独特な飲み物として知られています。

【動画】炭を入れて飲むコーヒー

インドネシア発祥のコピ・ジョスにマレーシアが規制

コピ・ジョスは1960年代にインドネシアのジャワ島にあるカフェの店主が考案しました。

熱々のコーヒーに熱い炭を入れると「ジョス」という音がすることから、「コピ・ジョス」と呼ばれているそうです。

「コピ・ジョス」は、インドネシアと隣接するマレーシアでも人気となっていますが、マレーシアの保健省が規制に乗り出しました。

「MalaysiaGazette TV」によると、コーヒーに木炭を添加することは、食品規則に基づく違反であり、起訴される可能性があるとのこと。

飲料を提供する食品施設運営者は、有罪判決を受けた場合、1万リンギット(約32万円)以下の罰金、または2年以下の懲役に処されると報じられています。

「コピ・ジョス」についての話題に、SNSでは「若者がこのコーヒーにハマっているが、危険だと思っていた」といった意見が上がっていました。

口に入れるものは、よく吟味してからの方がいいようです。

Text by 川崎 謙三郎