「ゼル伝」で機械工学の授業を開講する教授 生徒にはSwitchを配布
アメリカの名門校の1つである、メリーランド大学。
同大学がNintendo Switchの人気ゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下:『ティアキン』)を用いて機械工学を学ぶコースを新設しました。
受講希望者が相次ぎ、大きな注目を集めています。
「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」が機械工学の教材に
授業を開講したのは、ライアン D. ソチョル教授。自身のYouTubeチャンネルで、同作品がどれほど授業に有益かを解説しました。
『ティアキン』により、学生の機械設計とエンジニアリングの知識の向上ができるとして、授業に活用しているといいます。
教授は「このゲームの本当の驚きは、物理学がどれほど洗練されているかを教えてくれる」といい、ゲーム内でロケットや風車などを作る工程に驚きを受けたと明かしました。
同作でプレイヤーは、さまざまな素材やアイテムなどを自由に組み合わせて各種のマシーンを作ることができます。
この点にも教授は、「学生が機械設計スキルを磨くのに役立つシステム」と感じたとのこと。
2023年秋から始まった講義では、従来のCAD(設計を行うソフトウェア)の代わりに、Nintendo Switchを配布して、同作で機械設計を学ぶ機会を与えているそうです。
この授業には受講希望者が相次ぎ、一躍人気になっている様子も映されています。
『ティアキン』を用いた授業にSNSでは「これを受講したら俺も縦二輪バイクを上手く作れるだろうか?」「おめでとう!素晴らしい教授ですね」などの反応が上がりました。
YouTube動画では、教授もゼルダの主人公リンクのコスプレを披露するなどノリノリで授業をしています。
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