寝ていて着陸後「機内に取り残された」と客が主張 航空会社は「脚色した話」と反論

画像はイメージ(Flicker/ Simon_sees

「終電で乗り過ごした」という話はたまに聞きますが、飛行機でも同じことが起きるのでしょうか。

【動画】「機内で1人取り残された」と主張した女性

TikTokerのステファニーさんという女性が、飛行機の着陸後も眠り続けたところ1人取り残されてしまったと語りました。

機内に取り残されたと主張した乗客

投稿によると、飛行機でヘッドフォンをしたまま、眠っていたという彼女。

ステファニーさんが乗った飛行機が空港に着陸後、乗客が全員降りたにもかかわらず、彼女1人だけが機内に残されたと動画で話しました。

乗客が飛行機を降りている間も眠り続けていたといいます。

ステファニーさんは、「客室乗務員も自分の座席を通り過ぎたはず…」と不思議に思いました。

彼女の乗った飛行機は小型機で、乗客もほとんどいなかったとのこと。

機内で1人残された状況に、「乗務員は私を見てなかったんでしょうね」とコメントしました。

動画が投稿されると、多くの人がコメント欄で「なぜまだ座っているの?」と質問。

それに対しステファニーさんは、「飛行機のタラップ(乗り降りをする時に使う階段)が取り外されていました」といい、自力では降りられないため「スタッフを待つ必要があった」と説明しました。

ですが、ステファニーさんの一連の投稿を受けて、彼女が利用したローガン航空の広報担当は「The Sun」に声明を寄せました。

「LM025便ですべてのお客様が降機された後、乗務員はまだ眠っていた最後のお客様に声をかけ、彼女を起こした後、空港の地上スタッフがターミナルビルまで案内するのを待つ間、荷物をまとめる時間を与えました」

また「私たちの航空機にお客様を1人きりにさせるようなことは一切なく、お客様がこの平凡な話をセンセーショナルに取り上げることを選んだことに失望しています」と言及しました。

事実を脚色しすぎると、迷惑になるということに注意してほしいですね。

【関連記事】

映画鑑賞中に寝落ち 夜中3時に目が覚め映画館に取り残される

子犬を機内に連れ込んだ乗客が強制降機 擁護した夫婦も「態度が悪い」として降ろされる

Text by 本間才子