成田空港発の飛行機が着陸時に跳ね上がり白煙 「機体が突然飛び跳ねた」
カナダのトロントで、旅客機が強風にあおられながら着陸する、緊張の瞬間をカメラが捉えました。
成田空港発の飛行機が着陸時に大きく揺れる
ウェイク・タービュランス・アビエーションが投稿した動画には、滑走路に向かう着陸寸前のエア・カナダの旅客機が映っています。
飛行機の翼が上下に揺れ、機体を安定させるのが困難なようです。
右側の後輪が地面に触れると白い煙が立ち上りました。
すると機体は大きく左に傾き、左側の翼の先端は地面に接触してしまいそうです。
機内の乗客は恐怖を感じていたことでしょう。
その後、機体は体勢を持ち直し、無事に着陸しました。
CTV Newsなどによると、エア・カナダの広報担当者は、2023年11月13日、日本の成田空港発のエア・カナダAC2便がトロント・ピアソン空港に到着した際、旅客機は強い横風の影響を受けたと説明。
また「ボーイング777型機は着陸後、安全に到着ゲートまで走行し、予防措置として、運航を再開する前に機体の検査を行った」とコメントしています。
373人の乗客全員にケガはなかったそうです。
動画には、実際にこの現場に居合わせたという乗客からのコメントもありました。
「飛行機が着陸したとき、激しい衝撃音が聞こえ、機体が突然飛び跳ねた。心臓が飛び出したかのように感じた」といいます。
また、家族と一緒にこのフライトに乗っていた人は「2つ隣の席の人が叫んでいた」と、機内の騒然とした様子を語っていました。
エア・カナダは、今回の着陸が適切な運航手順のもと行われていたのか現在確認中であると話しています。
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