ロボットの「薄気味悪さ」を意味する「不気味の谷現象」 メイクで再現

画像はイメージ(Flicker/ Dennis Hill

TikTokで、「不気味の谷現象メイク」の動画がトレンドになっています。

【動画】ロボットの奇妙な動きを再現した「不気味の谷現象メイク」

「不気味の谷現象」をメイクで表現するTikTokのトレンド

「不気味の谷現象」とは、1970年にロボット工学者の森政弘さんが提唱したものです。

ロボットが人間の見た目に近付いていくと、リアリティが出てきますが、一定の類似度を超えるとどうしても「薄気味悪さ」「嫌悪感」が出てしまう瞬間のことです。

TikTokでは、あえてその「不気味の谷現象」をメイクで再現して、一種の皮肉のようにして楽しむ動画が投稿されています。

「不気味の谷メイク」を投稿した女性の動画は、13秒ながら、何とも言えない不気味さを見事に再現。

さらに、CGでできた少年を模したようなメイクや複数人でのメイクの様子など、さまざまな「不気味の谷現象メイク」の動画がTikTokに投稿されているのです。

突如起きたこのメイクの様子にSNSには「これがまさに不気味の谷というものか」「カメラの角度によって、とても不気味になりますね」などの意見が書き込まれました。

Text by 川崎 謙三郎