ロボットの「薄気味悪さ」「嫌悪感」を意味する「不気味の谷現象」 メイクで表現
TikTokで、特殊なメイク動画がトレンドになっています。それは見た人を不安にさせる「不気味の谷現象メイク」の動画です。
「不気味の谷現象」をメイクで表現するTikTokのトレンド
「不気味の谷現象」とは、1970年にロボット工学者の森政弘さんが提唱したものです。
ロボットが人間の見た目に近付いていくと、リアリティが出てきますが、一定の類似度を超えるとどうしても「薄気味悪さ」「嫌悪感」が出てしまう瞬間のことです。
TikTokでは、あえてその「不気味の谷現象」をユーザーたちがメイクで再現して、一種の皮肉のようにして楽しんでいます。
「不気味の谷メイク」を投稿した女性の動画は、13秒ながら、何とも言えない不気味さを見事に再現していて、190万もの「いいね」を記録しています。
さらに、CGでできた少年を模したようなメイクや複数人でのメイクの様子など、さまざまな「不気味の谷現象メイク」の動画がTikTokを席巻しています。
突如起きたこのメイクの様子にSNSには「これがまさに不気味の谷というものか」「カメラの角度によって、とても不気味になりますね」などの意見が書き込まれました。
予想外のものが流行るのがTikTokです。