放し飼いにされていた犬が2歳の女の子を襲撃 20箇所以上噛まれ重傷
日本では野良犬自体が珍しく、リードに繋がれて散歩をしている飼い犬がほとんどです。
ところが国外に出ると野良犬をはじめ、リードをしないで自由に歩いている飼い犬の多さに驚かされます。
それは隣の中国も同じなようで、このたび幼い少女が犠牲になる恐ろしい事故が発生してしまいました。
放し飼いにされていた犬が親子を襲撃 中国
2023年10月16日の朝、成都市の街中を母親と一緒に、2歳の少女が歩いていました。
しかし突然、1匹の黒いロットワイラーが女の子に襲いかかってきたのです。
母親は犬を追い払い、娘を必死に守ろうとしますが、犬は強く噛みついて引きずりまわすなど、かなり興奮し凶暴化。
さらにそこに、白のラブラドールレトリバーまでやってきてしまいます。
近くにいた清掃員2人がモップを使い犬たちに反撃をすると、最初は怒っていたロットワイラーでしたが、すぐにその場を去って行ったそうです。
『THE STRAITS TIMES』などによると、この事件でロットワイラーとラブラドールレトリバーそれぞれの飼い主が逮捕されました。
また女の子は腎臓破裂と肋骨の骨折のほか、20か所以上も全身を噛まれるなど、かなりの重傷を負いました。
すぐに集中治療室に運ばれ手術が行われ、現在彼女の容態は安定し、回復傾向にあるということです。
母親は「当時、娘を幼稚園に送って行く最中でした。犬はとても大きく毛並みが綺麗で、飼われている犬だろうと思いました」とメディアに明かしています。
なお『Global Times』によると、女の子を襲ったロットワイラーはいまだ逃走中だということで、警察は捜索を進めるとともに、近隣住民に注意を求めています。