「反ワクチン」を考えに持つ病院がオープン 患者や医師に共通の価値観

画像はイメージ(Flicker/ Infrogmation of New Orleans

アメリカ・フロリダ州に、新型コロナウイルス感染症に疑義的な考え方を持っていたことが原因で、解雇や懲戒処分を受けた医師を雇用する病院が2023年9月に開院しました。

【動画】「反ワクチン」の医師が働く病院

「反ワクチン」の考えを持つ医師が働く病院

デイリービースト」によると、「We The People Health and Wellness
Center」と呼ばれるこのクリニックは、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けないことを選択した医師たちが雇用されているとのこと。

パンデミック中に「マスクは効果がない」と主張した医師などが在籍しています。

すでに350人もの患者が「保険会社を経由しないサブスクリプションモデル」に登録しているとのこと。

同病院はサブスクリプションモデルについて、「医師と患者の間にある、長期的な関係の価値を信じているため、サブスクリプションの会員システムを運営している」とウェブサイトで説明しています。

また、「医療提供者あたりの患者数を制限することで、より個別化され行き届いたレベルの治療を提供できるようになります」とも紹介。

同病院のX(旧Twitter)には、「ワクチンについて聞き飽きた」という患者が「この病院をとても気に入っている」と絶賛している動画が投稿されています。

「We The People Health and Wellness Center」に、SNSでは「現在の医療制度に満足していない人にはよさそう」といった反応が上がっていました。

ワクチンの考え方の人それぞれで、このような考えの医療を求める人も一定数いるようです。

Text by 川崎 謙三郎