子犬を機内に連れ込んだ乗客が強制降機 擁護した夫婦も「態度が悪い」として降ろされる
ペットとの移動は、時に大変な思いをするもの。
子犬を連れた1人の乗客が、飛行機から降ろされる出来事がありました。
乗客と一緒に搭乗したサラさんが、TikTokでその一部始終を明かしています。
子犬を機内に連れた乗客が降ろされることに
生後8週間の子犬を引き取り、サウスウェスト航空会社の便でカリフォルニアに戻る予定だったスーザンさん。
搭乗口に並んでいると、子犬が吠えてしまいました。
見かねた乗務員が、スーザンさんに「犬が吠え続けたら、あなたは搭乗できないかもしれません」と告げます。
スーザンさんが子犬を撫でたところ、すぐにおとなしくなりました。
機内で、サラさん夫婦とスーザンさんは同じ並びの座席。
他の乗客が乗り込む間スーザンさんは、膝の上にキャリーバッグを置き、中の子犬を撫でていました。
搭乗の時にいた乗務員がやって来て、スーザンさんに「キャリーバッグのファスナーを閉めて椅子の下に置くように」と呼びかけます。
「皆さんが搭乗するまでなだめてるだけです」というと、乗務員から「今やってください!」と言われたため、スーザンさんは指示に従いました。
ほどなくして飛行機が動き出した時、子犬は小さく吠えてしまいました。
子犬をなだめるため、キャリーバッグのメッシュの上から撫でたスーザンさん。
しかし、乗務員が集まり話し合いを行った結果、スーザンさんを降ろすため、飛行機が搭乗口に戻ることに。
この時スーザンさんは、とっさにサラさんの夫に録画をするよう頼みました。
スーザンさんは、乗務員に対し「私の荷物に触らないでください」「あなたは失礼で意地悪です。二度とサウスウェスト航空に乗りません」と激怒。
サラさんの夫も、乗務員に対し「恥を知るべきだ」と厳しく非難しました。
すると今度は、サラさん夫婦も「態度が悪い」として降ろされることになったのです。
一連の出来事を、サラさんは改めてTikTokで説明。
サウスウェスト航空会社からサラさんに対し、乗務員の行動に関する説明と、お詫びの文章が届いたといいます。
同社は「キャリーバッグを閉めるという当社の方針に、顧客が従わなかったと認識しています」と説明。
続けて、「当社の従業員は、顧客が手順に従っていることを確認するよう訓練を受けています。このような状況で、顧客が乗務員の指示に従うことを繰り返し拒否したため、混乱をきたした乗客を降機させる決定が下されました」としています。
「態度が悪い」として降ろされることになったサラさん夫婦に対しては、「ご夫婦を予定通りお連れできず、申し訳ないと思っています」と謝罪。
また、片道航空券の返金に応じるとしています。
ペットを飛行機に乗せる時は、ルールを遵守したいものです。