会計前のドリンクを飲み始めた生徒 普段は「無遅刻・無欠席」で真面目な性格
日本語学校で働く教師が「真面目」と評価していた生徒が、会計前に飲み物を飲んでしまう出来事がありました。
日本語学校で目にした会計前にドリンク開封
その生徒を目撃したのは、みかん(mikann.nihonngo)さん。
みかんさんは、東南アジアで日本語教師として経験したことを描き、Instagramに投稿しています。
当時みかんさんは、生徒だった中華系インドネシア人の男性と一緒にコンビニに行きました。
手に取った商品を持ち、レジに並んでいた男性。
なんのためらいもなく、飲み物の蓋を開けて飲み始めてしまったのです。
お金を払ってから飲むのが当たり前だと思っていたミカンさんは驚きますが、男性は「インドネシアではこれは大丈夫」とニッコリしていたのだとか。
生徒いわく、後で支払えば問題ないそうです。
みかんさんは、NewSphereの取材に当時の状況を語ってくれました。
みかんさんによると、この男性は「オンラインの授業に無遅刻・無欠席で、勉強する文法や語彙なども自分で調べる」ほど、日本語の勉強に対してとても意欲的で真面目な生徒だったそうです。
そんな真面目な生徒でも、会計前に商品を開封し飲んでしまうのですから文化の違いを感じますよね。
みかんさんが日本語学校で働いていたインドネシア人の先輩に聞くと、同国では会計前にパンやお菓子を開けて食べる光景は「あるある」だといいます。
特段、店員と客が揉め事を起こすこともないそうです。
ずいぶんおおらかなお国柄なのですね。
一方日本では、レジに並んでいる間に商品を飲み食いする人を見かけることはありません。
仮に会計前の商品を飲んだり食べたりしたら、窃盗罪となります。
お金を払うまで、商品は店の物。
いくら後で払うといっても、場合によっては逮捕されることもあるでしょう。
少なくとも日本では、お腹が空いて待ちきれないからといって会計前の商品を開けてしまわないように気を付けた方がよさそうですね。