伝えた場所と違うホテルで降ろしたタクシー 「同じ系列だから大丈夫だと思った」

画像はイメージ(Flicker/ mkisono

その後夫妻は、サウジアラビアで賃貸契約を結び、一定期間生活されていたようです。

Reinaさん夫妻は2023年10月現在、日本に戻って暮らしているとのこと。

NewSphereは、Reinaさんに対し、他にも感じた日本とサウジアラビアの違いを聞いてみました。

ーサウジアラビアでの賃貸契約について、日本と違う点はありましたか。

「サウジアラビアでの賃貸契約も、基本的には日本と変わりはありませんでした。

違う点は契約する際に半年か、1年分の家賃をその場でまとめて支払わなければならないところだと思います。

また、現地では日本でいうマイナンバーカードのような身分証明書が必要となります」

ーサウジアラビアでは今回のようなケースが日常茶飯事に起こることだとして、どのように対応するのが一般的なのでしょうか。

「対応に1カ月などかなりの時間がかかるので、臨機応変に気長に待つことが私なりの対策でした」

サウジアラビアでの体験は、彼女にとって非常に貴重なものであり、同国での初めての海外生活がいろいろな意味で彼女の人生に新たな価値をもたらしたことでしょう。

新しい国での挑戦と驚き、そして適応力の必要性に向き合った彼女の物語は、多くの人にとって刺激的で興味深いものであることは間違いありません。

初めての海外生活は、出発から到着までが一大冒険といえることが明らかです。

新しい文化への適応や理解、そして予期せぬ出来事に対する対応力は、海外生活の大きな魅力。

Reinaさんの物語はその一例として私たちに多くの示唆をもたらしています。

Text by 藤原悠希