日本で巻き起こる三上悠亜の始球式騒動 台湾では経歴には言及されず前向きな内容
日本では現在、X(旧:Twitter)である議論が巻き起こっています。
元SKE48のメンバーであり、セクシー女優としても活躍されていた三上悠亜(みかみ・ゆあ)さんが台湾プロ野球の始球式に登場したことです。
日本のプロ野球でも見られるような芸能人やタレントの始球式だと考えれば何も問題ないように思えます。
しかし、彼女の経歴をきっかけに大きな話題となっているのです。
三上悠亜の経歴
三上さんは、アイドルからセクシー女優に転身して人気を博しました。
約8年間の活動で様々な賞を受賞し、同業界を代表する人物となったのです。
2023年8月16日、自身の誕生日を機にセクシー女優を引退し、新たなスタートを切りました。
今回の始球式の舞台となったのは台湾。
三上さんと台湾との関係はこれが初めてのことではありません。
以前から台湾でのテレビ出演やグラビア掲載の活動も行っていることもあって、同国では知名度が高いのです。
台湾プロ野球でも有名人が登場する始球式があり、これまでも齋藤飛鳥さん(元乃木坂46)や稲村亜美さんら、日本のアイドルやタレントも始球式を務めたことがあります。
現在6球団制の台湾プロ野球は日本への関心が高く、プロ野球チームとの交流や文化をテーマにしたイベントが実施されています。
台湾では球団含め三上悠亜に歓迎の声
実際に三上さんが登場したのは2023年10月8日、台北の天母球場で開催された味全(みぜん)ドラゴンズと中信(ちゅうしん)ブラザーズとの試合。
当日、ドラゴンズのゲストとして登場した三上さんは始球式を行うとともに、球団チアリーダーと一緒にダンスを披露するなど、試合を盛り上げていました。
ドラゴンズも球団ホームページ内での告知で「三上悠亜さんは日本で有名なアイドル・アーティストであり、台湾だけではなく世界中にもファンがいます。試合当日、彼女が応援ステージに立ち、みなさんに熱狂的で最高のパフォーマンスをお届けします」と三上さんを歓迎しました。
イベントから約10日経った今、三上さんの始球式に対して様々な意見が飛び交っています。
特に否定的な意見としては、彼女の経歴に対するものが見受けられます。
この動きに対して、三上さんは自身のXで「色々議論が起きてますが、オファーをくださったお仕事に対してできる限り最善を尽くしてやらせていただくことが、私のお仕事だと思っていますので、それ以上言えることはないです」とコメントしました。
その一方で三上さんが登場した10月8日の台湾メディアの報道をみてみると、彼女の経歴に言及するものはありません。
『自由時報』には、「三上悠亜さんが登場し、試合前イベントに多くのファンが来場。前売り券のみで約7,000枚以上を記録」という記事がありました。
『ETtoday運動雲』では「試合前イベントでは三上悠亜さんの魅力を垣間見ることができ、試合でもキュートなダンスを披露して観客を沸かせた」と報じられています。
台湾では、知名度がある日本の有名人をゲストに呼んだ認識であり、その一方で日本では彼女の経歴を巡っての議論が起こるなど、見方が違っています。
三上さんはすでにセクシー女優を引退している身であり、あくまでも仕事のオファーを受けたに過ぎません。
日本国内で「セクシー女優」に対する偏見が浮き彫りになった今回の話題。
これが同職業への見方が変わるきっかけになるでしょうか。