揉み合いの末… ビール代を支払わずに立ち去った客を銃撃した警官
アメリカ・ニューメキシコ州のガソリンスタンド前で、2022年8月に黒人男性が警官に射殺された事件で、同州ラスクルーセス警察の警察官がこのほど過失致死などの罪で訴追されました。
ビール代を支払わずに立ち去った客、銃撃される
「CNN」によると、ラスクルーセス警察のブラッド・ランズフォード警察官は10月3日、ドニャアナ郡保安官事務所に出頭。
過失致死などの罪で訴追され、自己誓約に基づき保釈されました。
ランズフォード警察官は、客がビールの代金を払わずに立ち去ったというガソリンスタンドからの通報で出動。
もみ合いになってもう1人の警察官の上に倒れた客が、警察官の銃に手をかけました。
これを見たランズフォード警察官は銃を抜き、背後の至近距離から客の頭部の左側を銃撃したとのことです。
また、ニューメキシコ州では別の事件で、通報元の住所を勘違いした警官が、家にいた事件と無関係の住人を射殺しました。
「AFP」によると、ドメスティックバイオレンス(DV)の緊急通報を受け、署員3人が出動。
間違えた番地に向かうも、署員はドアを数回ノックしました。
その場で本部に住所確認を要請しましたが、直後に男性がドアを開け銃を向けてきたため発砲。
相手の男性は即死だったとのことです。
ビール代を払わなかった黒人男性への射殺事件に、SNSではさまざまな意見が書き込まれました。
「かなり危険な容疑者だし、警官も自分の身を守らないといけないから撃たれても仕方ない」
「まずビール代を払わない時点でこの男性が悪いだろ」
「恐ろしい国だ…。野蛮過ぎる」
銃社会ならではの、さまざまな出来事があるようです。