ドレイク、新曲に対し他バンドから「クレジットの付与、許可はしていない」と指摘される

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ラッパー・ドレイクさんが、2023年10月6日に発売したアルバム『フォー・オール・ザ・ドッグス』をめぐって、論争が巻き起こっています。

【動画】「ペット・ショップ・ボーイズ」から指摘されたドレイクの新アルバム

「ペット・ショップ・ボーイズ」から指摘されたドレイク

バンド「ペット・ショップ・ボーイズ」はX(旧Twitter)で「ドレイクがニューアルバムで『ウエスト・エンド・ガールズ』のコーラスを歌っているのを聞いて驚いた。クレジットの付与や許可の要求はありません」と非難しました。

実際にドレイクさんは、アルバム収録曲「オール・ザ・パーティーズ」の後半で、ペット・ショップ・ボーイズの1986年発売のアルバム『プリーズ』収録の『ウエスト・エンド・ガールズ』を歌っています。

ドレイクさんは過去、楽曲をめぐって、カニエ・ウェストさんと数年に渡ってビーフ(ラッパー同士の論争)を展開。

2018年に一緒に曲作りをしようとしたものの、関係がこじれて互いの作品で相手を非難し合い、2021年になってようやく和解しました。

今回のペット・ショップ・ボーイズの指摘に、SNSではファンからさまざまな意見が上がっています。

「アーティストとその作品への敬意は、音楽業界だけでなく、すべての人の仕事や創作にとっても基本です」
「ドレイクがこのツイートを見て正しい行動をとってくれるといいですね!」

ドレイクさん側はまだ声明などを出していませんが、和解してもらいたいものです。

Text by 川崎 謙三郎