「混乱を引き起こした」乗客、フライト途中で強制的に降ろされる
1人の客が起こした行動のために、飛行機が目的地とは違う場所で着陸する出来事が起きました。
機内に混乱をもたらした乗客、強制的に降ろされる
そのトラブルが起きたのは、リバプール空港からイビサ島に向かう、格安航空会社「ライアンエアー」機内でのこと。
X(旧Twitter)に、乗客が投稿した動画に映っているのは、機体から連れ出されていく1人の男性です。
2人の警察官が、両手を抱えるようにして男性を飛行機から降ろしています。
AIR LIVEなどによると、機内に混乱を引き起こした男性は、強制的に降ろされることになった様子。
飛行機は、本来の目的地であるイビサ島ではなく、ボルドー・メリニャック空港に臨時着陸することになりました。
イギリスの西部にあるリバプール空港から、地中海西部のイビサ島までは3時間程度のフライト。
臨時着陸することになったボルドー・メリニャック空港はフランスにあり、リバプールとイビサ空港の真ん中あたりに位置します。
飛行機は、離陸からわずか1時間余りで、臨時着陸することになったのです。
足元がふらついている男性を、警察官が声をかけながら、サポートしています。
警察官が支えながら飛行機の扉の方へ向かい始めると、機内からは歓声が上がりました。
SNSでは、男性に対し「お酒を飲み過ぎ」「薬を飲んだのでは」といったコメントが相次いでいます。
もともと3時間のフライトと比較的短い距離にもかかわらず、男性のために臨時着陸することになったのですから、多くの乗客に迷惑をかけたことでしょう。