プールに飛び込んでケガをした女性、手術を拒否して帰国

画像はイメージ(Flicker/ rickpilot_2000

多くの人にとって休暇は、羽根を伸ばすのが目的ですよね。

【動画】プールに飛び込んでケガするも、手術をしないことを決意

しかし、バリ島のビーチクラブで休暇を過ごしたオーストラリア人の看護師は、不運に見舞われてしまいました。

最悪の場合、半身不随になったかもしれない事故が起きたのです。

プールに飛び込んでケガをした女性、手術は拒否

休暇でバリ島を訪れていた、オーストラリア・メルボルンで看護師として働いている、52歳のリンダさん。

現地で人気のビーチクラブに行くと、飛び込み台つきプールがあり大勢の客でにぎわっていました。

リンダさんは友人に、「プールの飛び込みで事故の可能性はあるかしら」と尋ねていましたが、この後本当に事故に遭うとは思ってもいなかったことでしょう。

プールの飛び込み台は約5m。

足から勢いよくジャンプしたリンダさんは、着水した際に背中を強く打ち付けてしまいます。

リンダさんは動けなくなり、救急車で病院へ搬送されました。

病院で処置を受けると、鎮静剤やCTスキャン代1,100ドル(約16万円)、救急車の移動料金2,500ドル(約37万円)を要求されたそうです。

また、脊髄近くの背骨を損傷しており、脳外科の手術が必要になると説明されました。

看護師として働いている彼女。

脳外科手術がどんなに難しいかを理解している一方、手術代だけで5万ドル(約750万円)はかかると見積もられると、オーストラリアに戻ることにしました。

ほどなく、旅行保険が適応されたため帰国。

メルボルンの病院で診察を受けた結果、手術は必要なく器具を装着して治療できることがわかったといいます。

リンダさんはTikTokに、プールにジャンプするシーンからリハビリに専念するまでの2週間の様子を投稿しました。

コメントでは、「よくなって安心した」と励ましの声が届いています。

リンダさんは、「旅行保険のおかげで脱出できた」と、保険に感謝しています。

Text by 本間才子