遊園地のコースターが急停止 頂上で逆さまのまま30分以上止まる
カナダのオンタリオ州にある遊園地「ワンダーランド」で、コースターが乗客を乗せたまま、運転停止してしまう出来事がありました。
コースターが逆さまのまま、頂上で停止
その場に居合わせた来場者が投稿したTikTok動画には、頂上で止まったままのコースターと乗客が逆さまの状態になっている姿が映っています。
「助けて」と叫ぶ声や悲鳴が聞こえ、周囲の人たちも心配そうに見ていました。
運転停止したのは、「ランバージャック」と呼ばれる絶叫系のコースター。
360度回転し頂上に達すると、乗客が逆さまの状態になる人気のアトラクションです。
コースターがこの状態で止まっていた時間はなんと、30分以上だったとのこと。
CBCによると、乗客の中には11歳と15歳の姉弟も乗っていたそうです。
2人は「最初はアトラクションの演出だと思っていたが、地上で救急車が集まるのを見て異常事態だと気付いた」と当時を振り返りました。
乗客はパニックになり、中には嘔吐してしまう人もいたといいます。
その後、コースターは再び動き出したそうですが、すぐには降りることができず、アトラクションが終了するまで乗り続けなければいけなかったそうです。
再び止まってしまうのではないかと恐怖を感じたことでしょう。
ワンダーランドは、「2名の乗客が胸の痛みを訴え、園内の医療センターで治療を受けた」と報告。
また「乗客は安全に降ろされ、応急処置スタッフによる判断のあと、園内に戻された」と声明を発表しました。
同テーマパークでは、ハロウィンのイベントも控えており、多くの来場者が見込まれます。
再びこのような事故が起こらないよう、アトラクションの保守点検の徹底に努めてほしいところです。