水道を停止したのに請求額が850万円 原因はメーターの誤作動

画像はイメージ(Flicker/ yugenro

近年、ガスや燃料費の高騰で省エネを心がけているという人も多いでしょう。

しかし水道代1ヶ月の請求が、あなたの年収をはるかに上回ったらどうしますか。

水道の元栓を止めたにもかかわらず、5万8千ドル(約850万円)もの請求が来た90歳の女性が、地元メディアに助けを求めました。その映像が大きな反響を呼んでいます。

水道の元栓を止めても高額すぎる水道代

@brandismithnews Naomi Brazle says she was shocked by huge water bills that started at $5,000 about a year ago and have since skyrocketed to $58,000. #houston #houstontx #hounews #utilities #waterbill ♬ original sound – Brandi Smith

高齢の女性ナオミさんは、自宅の改装のため、敷地内にキャンピングカーを止めて寝泊りをしているとのこと。

1年ほど前から水道代が少しずつ高くなっていることに気づき始めたといいますが、ある月の請求金額は、なんと5千ドル(約73万円)。

ナオミさんは、キャンピングカー生活での高すぎる水道代に驚きます。

ナオミさんの息子が調べたところ、トイレの排水口から水が漏れ出ていたことがわかりました。そのため、水道を完全に停止することに。

しかし、水道を停止しても水道料金の高騰は止まりません。

さらに料金は加算され、直近の請求額はなんと、5万8千ドルにまで膨れ上がってしまいました。

ナオミさんは「自分1人で水道会社に3回連絡しました。どうにかして請求を見直してもらおうと掛け合ったけど全く配慮はありませんでした」と話します。

「私と同じような目に遭う人がいないように、私の話が役に立てれば」とも訴えました。

ナオミさんの訴えを報道したKHOU11は、自治体の公共事業部にナオミさんの水道代の調査を依頼。

すると、メーターの誤作動などによる影響だと説明が返ってきたのだそう。

ただ不思議なことに、ナオミさんの居住エリアは高額請求が多く報告されている場所ではなかったとも言及したそうです。

公共事業部は、正式なおわびの声明を発表。

「メーターの取り換え作業により一部の地域で法外な値段の水道料金が表示されているが、数日以内に訂正されるので通知を待ってほしい」と説明しました。

Text by 本間才子