生後2日で亡くなった息子 記念受を父親が嵐の中守る

画像はイメージ(Flicker/ Leonora (Ellie) Enking

アメリカのアリゾナ州に住むレイチェルさんは、1年前に最愛の息子さんを失いました。

24週の早産で、生まれてから2日後に残念ながら天国へ旅立ってしまったそうです。

悲しみに打ちひしがれた彼女でしたが、息子さんが生きていた証を残すため、家の裏庭に記念樹を植樹します。

亡くなった息子のため植樹した記念樹を、嵐の中守る父親

そんな中アリゾナに嵐が発生し、レイチェルさんが住むエリアも大雨と強風に襲われました。

レイチェルさんは、まだ細く小さい記念樹も倒れてしまうのではないかと心配でした。

すると彼女の婚約者は嵐にもかかわらず、裏庭へ。記念樹をしっかりと掴み、倒れないように守り始めたのです。

傘も差さず、ずぶ濡れになりながら、じっと動きません。

木を守る彼の周りには、大きな木の一部や椅子などが倒れており、嵐の激しさを物語っています。

しかし彼は無事に木を守り抜き、嵐が去った後も、木は順調に成長。

動画のコメント欄には「これこそ愛だ」と、婚約者の行動を賞賛する言葉や、同じく子供を失ってしまった人からのコメントがあふれています。

その後レイチェルさんは再び妊娠し、元気な女の子を出産しました。

彼女は「息子が妹を天国から送ってくれた。妹はたくさん兄の話を聞くことになるわ」といいます。

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1歳になるはずだった息子さんの誕生日には、記念樹の隣にひまわりを植え、周りにはハートがペイントされた石などを置いて、お祝いをしたそうです。

Text by 島田 そら