合鍵、ブラインドなし… エアビーで滞在した部屋で感じた「違和感」を受け、全額返金

画像はイメージ(Flicker/ Alper Çuğun

ティエラさんとスカーレットさんという女性2人が予約した、アメリカ・オレゴン州ポートランドの宿泊サービス『Airbnb』のTikTok映像が話題になっています。

2人は予約したAirbnb施設に2週間する滞在の予定でしたが、いたるところで発見したクセが不気味すぎて、TikTokに投稿することにしたようです。

ブラインドなし、合鍵発見…違和感だらけの『エアビー』部屋

ティアラさんたちの動画は、「リビングルームに入ったらゴージャスでしょ。まあ玄関から入れたらの話だけどね」というコメントで始まります。

@tierrasaurusrex Quirks and Charm @C @airbnb #scaryairbnb ♬ original sound – Tierra

というのも、「まず到着した時、正しい住所を教えてもらえなくて、架空の住所を知らされたのよね。そして正面玄関から出入りするんじゃなくて、ベッドルームにある裏のドアから出入りするよう言われた」からだそう。

部屋の中を案内する2人は続けて、「キッチンもゴージャスなんだけど、窓にブラインドが1つもないのよね」と窓を指さします。

このベッドルームへ入る鍵は、別の部屋のドアにかけられたLockbox(鍵を入れておく錠付きBOX)に入っており、彼女らには鍵の場所が知らされていなかったそうです。

そして奇妙なことに、もう1つ、合鍵が外のブロック辺の間から出てきたことで疑問が一気に湧いてきます。

この後ティエラさんは注目すべきものを紹介するといい、ベッドルームの壁に空いた小さな穴や、クローゼットの中にある不自然な空洞があるたくさんの扉を指摘しました。

そして最後に2人が向かったのが、照明の切れた地下室です。

地下への階段を下りたすぐの壁には、昔外からロックがかかっていたであろう痕跡のあるドアが1枚。

さらにその向かいにあったのは、大人が通れるほどの大きな開口のトンネルです。

「ここオレゴンで連続殺人事件の犯人が逃走中だってこと言っておかないとね」とティエラさんは、2023年初め頃、4人を殺して今だ逃走中の殺人犯の話を持ち出します。

家の中には、開けると空洞になったドアが無数にあり、ティエラさんは「怪しいクローゼットがいっぱいあるし、どこに繋がっているか分からないのよね」と目を細めて言いました。

滞在前にティエラさんと話したオーナー女性は、このポートランドホームは改装していますが、魅力とクセはわざと残してあると説明したのだとか。

2人が約2週間の滞在で支払ったのは、3500ドル(約50万円)。

『Airbnb』へクレームを申し入れたティエラさんは、後に投稿しているTikTokの動画で全額返金されたと伝えています。

TikTokには「アメリカの古い家屋には壁面を使って収納をつくる、『イブ』や『デン』と呼ばれるすき間があるのは普通」というコメントや、換気のほかに作業用としてドア穴がある家も少なくないという意見も見られました。

2人には返金もあったということで、最終的に大切な時間と費用が無駄にならず良かったですね。

Text by 本間才子