94歳のおじいちゃん、水上スキーでギネス記録更新 8人の子供、27人の孫が声援

画像はイメージ(Flicker/ La Trobe University Water Ski and Wakeboard Club

何かを始めたり挑戦したりするのに、遅すぎることはないのでしょう。

2023年8月1日、アメリカ・ユタ州に住むエジュナール・ディルさんが世界新記録に挑みました。

94歳おじいちゃん、水上スキーで世界記録更新

KSLTV』によると、エジュナールさんはなんと御年94歳で、孫が27人もいるおじいちゃんなのです。

エジュナールさんは、同州にあるパインビュー貯水池で、着座式の水上スキーに挑戦。

これまでの記録を破るには、100メートルを走行した後にジャンプし、さらに30メートルの距離を、姿勢を崩すことなくゴールまで進まなければなりません。

多くの人々が声援を送るなか、スタートを切ったエジュナールさん。

彼の8人の子供を始め、27人の孫と30人以上のひ孫たちも、その様子を見守っています。

そして見事、ジャンプを数回繰り広げバランスを保ち、無事ゴールしました。

ギネス世界記録にも認定されることとなり、この快挙は大きく報じられています。

ゴール後、彼は笑顔で喜びを見せましたが、「家族や友人たちが集まってくれたことが一番嬉しい」「彼らは私の人生の鍵です」とメディアに語りました。

海軍の退役軍人であるエジュナールさんは、健康的な食事とアクティブでいることが、元気な体を保つための秘訣だと言います。

また彼の子供たちは血が繋がっていない子も多く、その1人のバーバラ・ゴードンさんは、16歳の時に飛行機の事故で両親を亡くしてしまったそうです。

そこで両親と仲が良かったエジュナールさんが、バーバラさんを引き取り育ててくれたそうで、「彼は父親も同然なのです」と一家の絆を明かしました。

Text by 春野 なつ