愛犬が亡くなりペットフード会社に返品依頼 後日届いたものが「神対応」

画像はイメージ(Flicker/ [kizzzbeth]

動物好きの人にとって、ペットとの別れほど悲しく辛いことはありません。

ワシントンポストによると、ニューヨークに住むアナさんも、2023年6月、愛犬のガスを亡くしました。

悲しみに打ちひしがれながらも、未開封のドッグフードを、販売元のペットフード会社であるChewyに返品しようと電話をかけた時のことです。

ペットフード会社から、愛犬を亡くした飼い主にメッセージ付きの花束

「お金は返金致しますね。ドッグフードは返品しなくて結構なので、動物保護団体に寄付して頂けますか?」

Chewyの相談窓口スタッフにそう言われたアナさんは、少々驚きながらも、その素晴らしい対応や動物への愛に共感しました。

すると今度は、メッセージカード付きの花束が家に突然届いたのです。

送り主は、なんと電話で話したChewyの相談窓口のスタッフ!

どうやら愛犬を亡くして悲しんでいるアナさんへの心遣いだったようです。

この出来事について触れたアナさんのツイートは瞬く間に拡散され、43,000のリツイート、735,000のいいね!がつきました。

さらに、この投稿をきっかけに、アナさんと同じような体験を持つ人が、他にも数えきれないほどいるようです。


花束・手紙・ペットの肖像画など、可愛がっていたペットが亡くなり悲しんでいる人たちの気持ちを少しでも楽にするために、Chewyは常日頃からこのような対応をとっていたのです。

動物保護団体で働く女性からも、感謝の声が上がっています。

「Chewyのおかげで、たくさんの人がペットフードを寄付してくれて、本当に感謝しています」

自分の大切な家族であるペットを亡くして悲しんでいる状態でも、困っている人たちに目をむけ、寄付という行動に気付かせてくれるChewyの対応は、社会の好循環を生み出す神対応といえます。

大企業であるにも関わらず、顧客ひとりひとりの悲しみに寄り添っているChewyは、今後さらに人気が高まるでしょう。

ネット上の誹謗中傷が問題になっているご時世ですが、こういった心温まるストーリーが拡散することで、他人や動物に対して温かく接することができる人が増えるといいですね。

NewSphereは、Chewyに取材を申し込みましたが、返信はありませんでした。

Text by 磯村さやか