1万円の誕生日ケーキをめぐり、店員と客がバトル 「最悪の客」「金額に相応しくない」 

画像はイメージ(Flicker/ [ Mitch Altman]

オンラインショッピングでは時に、実物とイメージが違ったなんてこともあるのではないでしょうか。

注文したケーキに不満の客と、店主のSNS上でのバトルに、多くの人が反応し話題になっています。

注文したケーキをめぐり、店員と客が論争

アメリカのウエストバージニア州で、ベーカリーショップを営んでいるカイリー・アレンさん。

彼女が自身のTikTokで「お店を始めて以来、最悪のお客さんに出会ったわ」と投稿したことが、バトルの始まりです。

@kylieraeallen Worst client experinece so far ? #cake #cakes #cakedecorating #cakedecorator #rainbowcake #fypシ #fyp #sprinkles #cakesoftiktok #karen #badclient ♬ original sound – Kylie Allen

カイリーさんはお店のFacebookページから、バースデーケーキの注文を受けました。

直径8インチ(約20センチ)で、バニラバタークリームを使った6層のレインボーケーキに「ハッピーバースデー・トリルビー」のメッセージを加えたものだったと説明します。

ケーキの価格は$83.97(約11,840円)でした。

彼女の作るレインボーケーキは、すべてスプリンクルシュガーでデコレーションされているそうです。

しかし、そのケーキを受け取った客の様子をカイリーさんは、「彼女はケーキがスプリンクルシュガーに覆われてるのを見て、驚いているようだった」と説明。

その後、客の女性がFacebookページで、ケーキの金額についてバッシングしてきたと言います。

この投稿に対し、ケーキを注文したアシュリー・フリーマンさんも黙っていません。

自身のTikTokで、実際のケーキの写真を載せて「金額にふさわしいクオリティじゃない」と言い返しました。

「失礼な態度を取る人は、私のお客じゃない」というカイリーさんに対し、「こんなケーキをお客に提供する方が失礼よ」とアシュリーさんが返信しているメッセージのやり取りも投稿に載っています。

2人のバトルは収まる気配がありません。

Insiderによると、店主のカイリーさんは「アシュリーさんは、スプリンクルシュガーがかかっていると知らなかったし、家族はそのトッピングが嫌いだって言っていた。言ってもらえれば、変更できた」と説明しています。

一方アシュリーさんは「トッピングが問題なのではなく、ケーキの出来上がりが金額に合っていないのが問題なの」と返答。

投稿で実際のケーキを見た人の多くは、アシュリーさんと同意見のようです。

2人の動画が100万回以上再生されると、ついには、このバトルのいきさつを説明した動画を投稿する人たちまで登場し始めました。

このバトルをきっかけに、カイリーさんのお店に批判的なレビューが増えたようですが、お店への影響はないと言います。

「きっとみんな、投稿が話題になってクールと思っているかもしれないけど、私は正直、うんざりしてるのよ」と語りました。

Text by 島田 そら