60年前、高校の同級生に一目惚れ 長年の想いが結び「愛を見つけるのに遅すぎることはない」

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2023年6月30日、フロリダの皮膚科医師のトーマス・マクミキンさんは、カリフォルニアから到着したナンシー・ガンベルさんをタンパ空港で出迎えました。

診療所のアシスタントが撮影した動画では、トーマスさんがナンシーさんをゲートの椅子に案内して、赤いバラの花束と2人の誕生石があしらわれたネックレスを手渡したあと、床にひざまずいてプロポーズをする様子が映っています。 

@angelial.fedrick3 Rekindled love after 60 years! ❤️ There’s hope for us all! Congratulations Nancy and Dr McMeekin ❤️??#DrMcMeekin #AAD #dermatology #truelovestory #retirement ♬ original sound – Angelia L. Fedrick

このロマンチックなプロポーズのビデオがSNSで話題になりました。この動画は何百万回もの再生回数を記録し、視聴者の感動を呼んでいます。 

動画を観た人たちからは、

「このプロポーズ、4回見たけど、4回とも泣いちゃった。なんて素敵なカップルなんだろう」

「一番素晴らしいプロポーズ。涙が止まらない」

「本当の愛は、決して消えないのね」

といったコメントが沢山寄せられました。

とてもロマンチックな話ですが、ここまで至るには、2人が最初に出会ってからなんと60年も経っていたのです。 

2人はカリフォルニアの高校で一緒に高校時代を過ごしましたが、その頃チアリーダーだったナンシーさんは、トーマスさんにとって高嶺の花。

毎日遠くから見守っていたそうです。それが、2023年、60回目の同窓会で再会した2人の間に熱いロマンスが芽生えます。

INSIDER」などによると、実は2人が50回目の同窓会で顔を合わせた時には、2人ともそれぞれ恋人がいたのでロマンスには至りませんでした。

そして2023年9月の60回目の同窓会を前に、久しぶりにカリフォルニアで再会した2人はその後、何度も電話で長時間話すうちに、恋に落ちたのです。

何週間か経って、トーマスさんはナンシーさんにプロポーズしようと決心しました。そしてナンシーさんを、自分の住むフロリダに招待。 

空港でナンシーさんにプロポーズしたトーマスさんは、「最初に出会ってから60年たったけど、君がチアリーダーだった頃から僕はいつも君に夢中だったんだ」と打ち明けました。

ナンシーの手を取って涙ながらに結婚を申し込むトーマスさんに、ナンシーさんが「イエス」と答えると、それを見守っていた周りの乗客たちから、大きな拍手が巻き起こっています。

過去60年間で、2人合わせて結婚回数は7回も!

2人とも恋多き人たちなのですね。

トーマスさんは、過去の恋愛や結婚から、愛し愛されることこそ幸せであると学んだそうです。

2人は10月に結婚する予定です。

2人は、自分たちのラブストーリーが、愛を見つけるのに遅過ぎるという事はないという証拠でもあると言っています。お幸せに!

Text by 千草ルシア