「誰かが来た!」 背後からの危険に気付かない飼い主に、犬がファインプレー
番犬を自負する犬は、俊敏です。
猫やスズメが近づいただけで反応し、ワウワウ、キャンキャンと、とても大きな声で飼い主にそれを知らせます。
今回ご紹介するのは、そんな愛犬の吠え声を無視したがために、とんだカオスを経験した女性の動画です。
独りだけのリビングルームで、テーブルにビデオカメラをセットし、ギターをポロンポロンとつま弾きながら、優しい声でゆっくりと歌い始めたニッキ・クンダンマルさん。
@nikkikundanmal so do I call ellen or does ellen call me ?
♬ original sound – Nikki Kundanmal
口ずさんでいるのは、1997年にヒットした、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの “Kiss Me” のようです。でも、ふとギターの手が止まってしまうあたり、彼女はまだギターの練習中なのでしょう。
そんな中、バルコニーに面した大きな窓から黒いタカが入り込んでしまいました。ギターに夢中で気が付かないニッキさんに、愛犬はワウワウと必死に吠えて警告します。
音楽に集中できないため、「シーッ!ダメよ、吠えないで」と懸命に制止するニッキさん。まだタカの存在に気付いていません。
その数秒後、彼女の真後ろにあるボウルに食べ物を見つけたタカは、翼をバサバサさせボウルに着地しました。
そこでついにタカに気付いたニッキさんは、悲鳴を上げ、ひっくり返るようにしてテーブルから離れましたが、その勢いで缶ジュースはパソコンに向かって倒れ、口からコポコポと中身がこぼれています。
愛犬は、いよいよ許せなくなったのでしょう。タカが食べ物をついばんでいたボウルに向かって飛び込み、タカとボウルはともに吹っ飛んでいきました。
犬を飼っている方ならわかると思いますが、犬は理由もなく吠えたりしません。吠えるときは、やはり「それなりの理由」があり、少しでも役に立ちたいと思っているのです。
いつにない大声で、焦ったような速いリズムで吠えるときは、「気を付けて。誰か来た!」という警告です。うるさいと叱らず、ちゃんと受け止めてあげたいものですね。