「記録上は17歳だが、おそらく20代半ばの学生がいる」 通報受け、28歳女性が逮捕

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2023年6月14日、アメリカ・ルイジアナ州のセント・チャールズ郡保安官事務所が、マーサ・ジェッセニア・グティエレズ・セラーノ(28)、および母親のマルタ・エリゼス・セラーノ・アルバラド(46)を逮捕したと発表しました。

同保安官事務所のFacebookによると、マーサ容疑者は2022年6月からハーンビル高校に「17歳」と偽って入学し、2023年まで約1年間在籍していたそう。

母親のマルタ容疑者は、不正入学を手伝った罪に問われています。

学校側は「記録上は17歳だが、おそらく20代半ば過ぎの女子生徒が在籍している」と不審に感じ、内部調査を開始。

5月29日に通報を受けた警察は、捜査の結果、母親のマルタ容疑者が娘のために、ホンデュラスから偽のパスポートと出生届を入手していたことを突き止めました。

刑事は母親と娘の逮捕状を請求し、その発付を受けて逮捕に至ったということです。

また『USA TODAY』によると、マーサ容疑者は取り調べに対して「英語を学びたかった」と明かしているそうで、保安官事務所も「悪意はないと判断した」と述べています。

私文書や公文書の偽造にあたるこのたびの事件。

ルイジアナ州の法律によると、第一級犯罪で有罪判決を受けた場合、5年以下の懲役と5,000ドル以下の罰金が科される可能性が。

さらに 第二級で有罪判決を受けた場合でも、1 年以下の懲役刑と1,000ドル以下の罰金が科されるもようです。

Text by 春野 なつ