高さ7cmのハイヒールを履いた男性、100mを12.82秒で走りギネス記録更新
男性の皆さん、唐突ですが、家族のハイヒールをふざけて履いてみたことはありませんか?
ヒール高4cmでも「歩き続けるのは大変だ」と感じることでしょう。
そして7cmなら「無理、歩けない」となるのでは…?
このほどスペインで、クリスチャン・ロベルト・ロペス・ロドリゲスさんという34歳の男性が、ギネス世界記録の1つの種目で、とんでもない記録を打ち立てました。
それは「ハイヒールで走る100メートル走」。高さ7cm以上、先端の直径は1.5cm以下という、女性にとっても難度の高いピンヒールを履いて行われます。
ロドリゲスさんは、そんなハイヒールを履いて、100メートルを12.82秒というすさまじい速さで疾走。
2019年にドイツのアンドレ・オルトルフさんが打ち立てた14.02秒の記録を破り、見事世界一に輝きました。
ギネス世界記録が、Instagramで公開した動画はこちらです。
あのウサイン・ボルト選手の100 メートル走世界記録との差は、たったの3.24秒。ロドリゲスさんの走りがいかに速いものだったか、驚くばかりです。
ハイヒールで派手にコケたら皮膚にも大怪我をしますが、捻挫も避けられないもの。
普段から履いているという女性たちですら、走るという無茶はまずしません。
映画やドラマでも、皆さんハイヒールを脱ぎ捨てて走り出しますよね。
ですがロドリゲスさんは、転倒することなく走り切りました。
ロドリゲスさんは、なんとギネス世界記録を57個も保持しています。いくつか例を挙げますと…。
目隠し100m走:12.45秒
下駄を履いての100m走:12.58秒
後ろ向きの100m走:13.17秒
片足による後ろ向きの100m走:24.76秒
指に野球バットを立て、バランスをとりながらの100m走:13.83秒
卓球ラケットにボールを載せての100m走:14.69秒
鼻の上に物を載せてバランスをとる:2 時間 42 分
3 つのオブジェクトをジャグリングしながら階段を上る:2,082段
ロドリゲスさんは、実は1型糖尿病を患っているそうです。なぜそんなに頑張っているのかとギネス世界記録から尋ねられると、こう答えてきました。
「たとえ糖尿病でも、健康な人たちと同じかそれ以上のことができるということを、何かで証明してみたかったのです」
そんなロドリゲスさんに励まされている人は大勢おり、応援のメッセージが世界中から届いているようです。お身体を大切に、これからも頑張っていただきたいですね!