【猛暑】気温46度を観測、1週間で96人以上が死亡 1700人以上の死者が出た地域も

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2023年6月、インドで猛烈な暑さが続き、1週間で96人以上が死亡したことが「CNN」などで報じられました。

一部地域で気温は46度にまで達して、現地の保健当局は「この気温の中、患者の大多数は熱中症の被害者で、熱中症にやられるまでそれほど時間はかからない」と指摘。

INDIA TODAY」は「熱波から身を守るための予防策」として、「長時間太陽の当たる場所への外出は避けてください」「一日中水分を摂取し続けてください」などと呼びかけています。

過去に各国で観測された、最高気温の1位はデスバレー(アメリカ)で56.7度。

2位はケビリ(チュニジア)で55.0度、3位はミトリーバ(クウェート)で53.9度です。

また、「BBC」によると、死者数では2021年にカナダで、49.5度を記録し熱波によって70人近くの死亡。

WHOの発表では、2022年はヨーロッパでは40度超の猛暑で「死者1700人以上」とも報じられました。

日本では2010年、猛暑による熱中症が原因となって1731人が死亡した例があります。

今年の夏は日本では、エルニーニョ現象と「正のインド洋ダイポールモード現象」で猛暑になるとも。

十分に警戒しましょう。

Text by 川崎 謙三郎