「列は一番左のものに並ぶ」 日常を忘れて休暇モードに切り替える3つのコツ

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 オンライン宿泊予約サイトBooking.comが、世界各地25ヶ国から18,000名以上の旅行者を対象に、「休暇モードへの気分の切り替え方」に関する調査を発表した。

◆心休まらない旅人たち
 休暇の長短に関わらず、旅行は思う存分満喫したいものだが、家庭や仕事、また休暇を取ること自体に心配事は尽きず、世界のアンケート回答者の約29%は、「休暇初日に何かハプニングが起きてしまうのでは」と心配していると回答している。

 休暇モードになかなか切り替えられない要因のトップは、「家を留守にしていることや置いてきたペット」に関する心配などで、回答者全体の21%に及んだ。次いで、16%が「テクノロジー機器やSNS」、15%が「休暇中にかかるお金」を気にかけている。また、14%は「仕事」が心配であると回答し、11%は休暇が始まる前から「休暇が終わった後」のことを心配している。

 Booking.comが、ライフコーチ兼ウェルビーイング・エキスパート、スローン・シェリダン・ウィリアムス氏と、旅行者がより素早く休暇モードに気分を切り替えることができるための3つのティップスを提案している。

◆休暇モードに切り替える3つのティップス
1. 行列に並ぶことは旅の付き物です。世の中の大部分は右利きなので、列に並ぶときは向かって一番左側のカウンターに並ぶようにしましょう。多くの人は利き手側に並ぶ傾向があるので、一番左側に並ぶ人は比較的少数派です。賢く列に並べば、空港でも手荷物受取所までサクサク進むことができます。

2. 携帯電話の電源をオフにして、今いる場所に意識を集中してみましょう。新しい環境への脳の順応を促すことができます。電話から開放されたら、指で軽く唇を撫でみましょう。これをすることで、身体をリラックスすることができ、不安の負のループにブレーキをかけ、気持ちを落ち着かせることができます。

3. 滞在先がアパートメントやホステル、または船上ホテルやツリーハウスであっても、多くの旅行者は自宅に似た環境に落ち着きを感じます。お気に入りの小物、飲み物、マグカップ、枕カバー、日記、家族の写真など、心が落ち着くものを旅行先に持っていきましょう。

 これから遅い夏休みに入る方は、早速休暇モードに入るためのティップスを実践してみてはどうだろうか。

Text by 酒田 宗一