「介助犬が1匹で近寄ってきたらお願いです…」あるユーザーの切実な訴えがネットで拡散
◆発作を助ける訓練中だった介助犬のライダー
投稿をテッサ・コノートンさんは、自身の介助犬が人々に助けを求めた際に理解されなかったという苦い経験から、このアドバイスをネットに残すことにしたという。米ピープル誌(6月20日)が、「命を救おうとしたこの介助犬は無視された」と題して詳細を報じている。記事によると、もともと自閉症に悩んでいたコノートンさんは、ライダーという名の犬を友人から譲り受けた。ブルドッグの血の混じった中型のマスティフ犬だ。初めはコノートンさんの上に横たわり安心感を与える役割だったが、徐々に発作時の対応スキルも習得し始めた。
同紙に対しコノートンさんは、「突然、何ヶ月かの間隔をあけて2回の発作に見舞われ、前頭葉てんかんと診断されました。私たちは症状との付き合い方を見極めている段階であり、彼(介助犬のライダー)が発作に対応できるよう訓練しているところです。(発作が起きれば)横向きの姿勢に転がし、私がいつも持ち歩いているアラームのボタンを押し、頭を守ってほしいのです」と説明している。
ただ、まだ訓練途中のライダーにとって、すべてをこなすのは至難の業だ。そこで当面の対処としてコノートンさんは、他人の助けを呼びにいくよう教えている。ハフポスト誌によると、発作が起きている際にコノートンさんは大きな音を聞くことが苦痛となるため、その場で吠えるよりも付近の人を探すようトレーニングしたようだ。だが、実際にライダーが助けを求めると、呼び止められた人の対応は冷たいものだった。