「男子の気が散る」と真夏に着替えさせられた少女…そこで父親が立ち上がった

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 米カリフォルニア州の中学生少女が、学校の服装規定に反したとして真夏にレギンス姿で授業を受けることとなった。女子を狙い撃ちにしたとも取れる厳しすぎるルールに、少女と父親は怒り露わだ。

◆気温30度超なのにレギンス
 事件は8月下旬に、カリフォルニア北部の町、ロス・ガルトスの中学校で起こった。13歳の少女のデメトラ・アラーコンさんが授業を受けていたところ、服装が不適切だと指摘を受けた。当日の気温は32度と高く、アラーコンさんは丈の短いロンパースを着ていた。上下一体の服で、ボトム部分がワンピースのようなスカート状ではなく、丈の短いズボンのようになったものだ。

 このロンパースでは肌の露出が多く、学校側の指摘によるとブラジャーの肩紐が見えていたという。また、ボトムの丈の短さも問題となった。幸いにも学校まで送り届けたアラーコンさんの父親は、車にほかの服を用意していた。ショートパンツと薄手のトップス姿に着替え、アラーコンさんは再び教室へ戻ろうとする。しかし、またもや不適切の烙印を押されてしまう。男子の気が散るとの指摘を受け、レギンスを履くことでやっと授業に戻ることを許された。それ以来アラーコンさんは暑い日でも、肩の隠れるトップスを着用し、長ズボンをはいて登校するようになった。

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Text by 青葉やまと